Steve Ballmerに学ぶ実践的ビジネス英会話

ニュースソース(Rixstep -Tongue Wags Ballmer Again)
つか、以前のPostを読み返していて思い出した話なんです。
この記事の中で
#つーか以前からMSとGoogleってよくBlogで喧嘩してるよね。
なんてことを書いてますが、最近の若い人(あ、言っちゃった)って実はMSとGoogleの泥仕合の歴史を知らないんじゃないかと思い。
またやっぱりグローバルな視点が大事なSEMの業界分析としては、2005年の事件だけど、今更ながら取り上げておこうと思いました。
さて、原文は全部英語ですが、そんなに難しくないし、長いので読んでみましょう。
まあ要約すると・・・
(1)2005年のMSの中国でのお偉いさんだったKai-Fu LeeさんがGoogleに転職をしようとした
(2)それに対してSteve Ballmer(そう、MSのCEOのあのBallmerさんだよ)がそれはMSの競合への転職を禁止した契約書に反する、と言った
(3)そしたらGoogleがそんなことあり得ないだろ、と反論した、と。
(4)んでそれで法廷闘争になってしまった
ってことね。
んで(4)の法廷闘争の部分で、MSはこのKai-Fu Leeさん以前にもMark Lucovskyなる人物がGoogleに引き抜かれたこともあり、そりゃまあもともと犬猿の仲だったわけですが、そのMarkさんがBallmerにやめる、と話をしたときの話が、Kai-Fu Leeさんの法廷闘争時に話題になった、ってことなんです。この時のBallmerの発言が面白い。
Fucking Eric Schmidt is a fucking pussy. I’m going to fucking bury that guy, I have done it before, and I will do it again. I’m going to fucking kill Google.
はい。放送禁止用語のオンパレードです。これを椅子を投げながら(picked up a chair and threw it across the room)発言していたという、それはまるでジャイアニズムの権化のようなSteve Ballmerのアクションですが、この短い文章をじっくり読んでみましょう。
最初の文
Fucking Eric Schmidt is a fucking pussy.
最初の”Fucking”はEric Schmidtという固有名詞の前に来ているので形容詞だと思われます。もっとも一般的な使われ方ですね。
次の”fucking”は”pussy”という形容詞を修飾している副詞だと思われます。pussyってのは女々しいとか、そういう意味ね。主語はFucking Eric Schmidtなので、このfuckingもまた相手を非難している単語と解釈するべきです。
つまりこの分を日本語に訳すと
あのへっぽこEric Schmidtの腐れオカマ野郎!
と訳すのが正しいと思われます。
二つ目の文
I’m going to fucking bury that guy, I have done it before, and I will do it again.
be going to doで~するつもりだ、という意味になり、ここではbury(埋葬する)という動詞にかかっています。つまりここの”fucking”はburyという動詞を修飾する副詞ですね。
ここでのポイントは”fucking”は副詞になると強調を表すことがあるってことですね。上の文の場合はpussyという形容詞を修飾するということもあり、汚いとか、とりあえず相手を侮蔑するだけの副詞なんですが、ここでのburyの主語はI(つまりBallmer自身)なので、ここで侮蔑の意味で解釈するのは自分自身を侮辱することになり、適切ではありません。つまりここでは強調の副詞ととらえるのが正しいでしょう。
となるとこの文章を日本語に訳すと。
俺はあの野郎を絶対墓場に送ってやる。以前にもやってやったが、今回もやってやる。
と訳すのがいいでしょう。あくまで侮蔑なので、喧嘩を売るような言葉づかいで訳すべきですね。
#ちなみに英語で喧嘩を売るってのは
#You want a piece of me?
#って言います。売ったり買ったりするもんじゃないよ。
さて、ポイントはI have done it before, and I will do it again.というBallmerの発言ですが、もともとEric SchmidtはSun Microsystemsの社長を務めており、過去においてEric Schmidtにやってやった、ってことをもう一回やってやる、と言ってるんでしょうね。
そして最後の文
I’m going to fucking kill Google.
これはほとんど上の文章と同じですね。be going to doの後ろがkillって動詞、んで主語は同じくBallmer自身なので、このfuckingはkillという動詞を強調している副詞、ととらえるべきでしょう。
つまり日本語に訳すと
俺は絶対にGoogleをぶっ殺してやる!
となりますね。いやー深いですね。これぞ生きた英会話。まさしくビジネスイングリッシュってやつです(嘘)。こういうやり取りを見ると昨今のBing vs Googleってのも、また味わい深く見えてきますねえ。
さて、最後になりますが、sembearは比較的英語は得意ですが、別に英語の学校に通っていたりとか、英語の先生だとかというわけではありません。
ですので、上の解説も正しさを保証しません。むしろ間違っていたらご指摘よろしくお願いいたします。
#もともとこの記事、誰かが2005年当時にBlogに書いていたと思うんだけど、もうすっかり忘れてしまったよ。
#元ネタ、誰だったっけ?
追記:
と思ったら元ネタ見つけた。Jeff Rootだったか!懐かしい。。。。
第56回 検索エンジンと中国の関係はどこに向かうのか
ちなみにそちらの対訳は
「くそったれのEric Schmidtのオカマ野郎め! あの野郎、絶対に葬り去ってやる! 今までだって同じようなことをやってきたんだからな、何度でも同じことだ。Googleを絶対にぶち殺してやるぞ!」
って書いてますね。
まあ、そりゃそうだわな。

Steve Ballmerに学ぶ実践的ビジネス英会話” への3件のフィードバック

  1. よすぃー 返信

    とても参考になりましたw
    それにしても、これだけの企業のCEOがブログでここまで悪態ついてもお咎めなしとは、米国民も寛容ですな~。

  2. sembear 返信

    (w。実際のところはBlogに書いたのではなくてこういう風な発言があった、と法廷に出されたってことらしいですけどね。
    まあ、こんな発言が許されるのはBallmerさんぐらいでしょう。多分。

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