January 29, 2009

近藤社長「未熟だったと思う」 はてなが目指す“脱IT系”


ニュースソース(itmedia)

直接的にSEMじゃないけどなかなか示唆に富んだ記事。

「エンジニア主導で作ると、動いたところで満足してしまう。『ちゃんと動いているから、あとは使う人が分かってくれるだろう』と、考えをストップするところがあった。本当は、動いたものを説明して分かってもらい、使ってもらうところまで来てやっと完成なのに」

技術的にすばらしいことが、必ずしもビジネスやサービスとしてすばらしいわけではないのです。

個人的におもうのはね、一人で(ないしはごくごく少人数で)物を作るって事自体は、大変だけど難しくはないんですよ。
大変って言うのは単純に人数が少ないゆえに意思の疎通が簡単だから、時間さえかければ物はできるんです。
基本的にね。

今必要なのは、開発者の個人プレーではなく、ある程度の規模のものを組織的に作っていける体制だ。社内には新たに、「マーケティングチーム」を設置。「作るだけでなく『どう広めるか』を考える人たちが、初めて生まれた」

ところが組織的に物を作ろうとすると、連携ってのが絶対出てくるわけです。んで、ものづくりのプロセスにおける連携って、すごく難しい。
人間である以上言葉でコミュニケーションするんですが、ある個人におけるボキャブラリーが別の個人におけるボキャブラリーと「意図」のレベルまで同一であるケースの方が多分少ない。
これはエンジニア同士、営業同士、同じ職種の人間同士ですら難しいことだと思うし、これが別の部署の人間になれば、その難易度は指数関数的に上昇するわけだ。

ちょっと話はそれるけど、、開発ってコードを書くことだけ、って思われちゃうかもしれないけれど、個人的にはそういう感覚ではないんですよ。
まずお金と人を集めて、んで開発して、広報して、トレーニングして、実際に営業して、販売してって言うプロセスを含めて「サービス」を開発しないといけないわけです。
物を開発するだけのエンジニアリング、開発されたものを売るだけの営業、こんな体制でいい「サービス」が生まれるわけないじゃない。

なので、そういう意味での「開発」を調整するPM(Product/Project Manager)ってのが必要になるんでしょうよ。進捗管理だけじゃなく、チームを有機的に機能させる人間が。

個人的に思うのは、有機的なチームプレーによる開発の第一歩ってのがあって、PMというか、そのチーム内での親方がVisionというか哲学というか、今回俺たちが作るものはこういうものなんだ!っていう意識をチームみんなに浸透させることが第一歩で、なおかつ一番大事。
これが浸透できていれば、開発プロセスの8割はできたも同じ。逆にそれができないと、チームはがたがたになっちゃう。

さらにそのVisionっていうのは基本的にきれいごとなんです。
だって今からやるぞ、ってときに理想がなくて、はじめからきれいじゃないこと言ったってモチベーション上がらないよ。
あ、これってこの程度のプロジェクトなんだ、ってメンバーが思っちゃったらだめなんだよね。やっぱり魂がこもってないと。

いや実際にできたものが理想と同じではないですよ、もちろん。でも最初にその理想がないと、広報も営業活動もうまく行かない

んで
「もうかるかどうかではなく面白いかどうかが基準になる。ビジネスモデルや売り方ではなく最後はものづくり側の論理で動く会社」

なんで「面白く儲かる」ってのを基準にしないんだろ?儲かることと面白いことは、別に矛盾する概念じゃないと思うけど。

Posted by sembear at 12:21 pm | from category: キャリア
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