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検索エンジンマーケティング考は....
Paid Listing(検索結果連動広告)とSEO(検索エンジン最適化)、PFI、Contextual Ads(コンテンツ連動型広告)などSEM / 検索エンジンマーケティングに関するニュースクリップと分析・解説を掲載しています。
基本的には一匹のクマが思ってることをただ書くだけのBlogですので、あくまでも所属会社や飼育係などは関係ない、一個熊の見解です。
sembearへの講演や取材などはこちらのお申し込みフォームからお問い合わせください。
検索エンジンマーケティング考は....
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November 26, 2010
さて、NASAの会の第二回をやるといっておきながら全然やれてません。
本当にすみません。
言い訳から先に入ると、やっぱり第一子が生まれて大変うれしい、のだけれど、大変忙しいのですよ。すんません。
http://www.youtube.com/watch?v=cTrdr_iyQfo
んで、久々の更新です。
知ってる人は知ってると思いますが、実は10/28から10/29まで開催されていたAdTeck Tokyoにて弊社社長がパネリストとして参加しておりました。
#まあちょうどそのとき俺は陣痛で苦しんでいる嫁の腰をさすりつつ、第一子誕生に立ち会ったわけだが
んでそのプレゼンって、事前にいくつかネタを仕込んで、そこから社長と一緒に内容を精査したんだけれど、
時間の関係上ボツになったネタがあって、その一部をこの場で公開することにしました。
このBlog自体は会社の広報Blogでもないし、あくまでsembearの個人的な見解や妄想、および小熊の生育状況を発表・報告する場であって、所属する会社の見解とか経営方針を示すものではありませんので、その点はご了解いただきたく。
まあ、あくまで一般的な検索のネタを使うという意味ではぎりぎりセーフかと思ってますけどね。一応弊社広報担当者、上長に確認を取ったうえで今回の記載となってます。
というわけで前置きが長くなったけれど、本題。
今年の6月に日本中を席巻したサッカーのワールドカップ南アフリカ大会。
時差の関係もあってみなさん夜中とかテレビ見てましたよね?
本田△とかも流行しましたね。
で。
当然サッカーの試合の最中(前後もそうだが)検索は動きます。

このグラフは6/1の検索ボリュームを1としたときに6月中でどう変動しているのかを示したグラフです。
グラフが4本ほどありますが、これは日本代表をスポンサーしている企業の名前(A社、B社)と
日本代表選手がイメージキャラクターになっている商品の名前(C社、D社)の検索動向です。
#別に各企業に許可を取ったわけではないので名前は出さないでおきます。
ワールドカップ本番。まずは日本VSカメルーン。日本時間6/14の夜Kick offだったわけですが、
ここで注目したいのがほぼこのタイミングで巨大なSpikeが発生してるC社の商品名。(緑色の線)
実はこのC社の商品って、今回のワールドカップで大ブレイクした本田選手がイメージキャラクターになっている清涼飲料水なんですね。
んで、D社(水色の線)、こちらも日本代表のある選手がイメージキャラクターになっていたのですが、実はあんまり出場時間が長くなかった選手なのです。んで商品の検索は、実はそんなに伸びていないのがわかります。
#ちなみに本田選手の名前は6/1を1とするとデンマーク戦直後に5000ぐらいまで検索が伸びていたりします。
今回のワールドカップ、本田選手の活躍が相当目立ったし、別格の報道だったとは思います。
逆に言えば、単に日本代表をイメージキャラクターとして起用するだけではあんまり意味がなくて、起用したした選手が活躍しないと、CMと試合での活躍の相乗効果などでの、ユーザーへの認知ってのはなかなか難しいのかもしれません。
そういう意味で今回は駒野選手や、松井選手、大久保選手、長友選手あたりをイメージキャラクターに採用すると、費用対効果は高かったのかもしれません。
そこで弊社では来年早々から検索データと各種ログから広告価値の高い日本代表選手データを希望する企業様に提供するサービスをスタートすることとしました!(嘘ですよ。もちろん。)
次に見てみたいのがA社(黄色の線)とB社(ピンク色)の推移。
A社は日本代表を長くスポンサーしている超有名企業、B社は日本代表のオフィシャルサプライヤーかつ、今回のワールドカップで話題をさらった公式ボールを提供している企業です。
A社はカメルーン戦前に一気にSpikeがあがっているのがわかりますが、なぜかオランダ戦やデンマーク戦ではそこまでSpikeしてません。
対照的にB社は試合があるたびにSpike(というにはなだらかだけどね)が発生しています。
第一戦のカメルーン戦がNHKでの中継だったことを考えるとテレビCMでBuzzが起こったとも思いづらいし、かといっていろいろ調べても、
この時期にSpikeが発生している理由は結局不明瞭なままです。
#可能性があるとすれば日本代表応援キャンペーンだけど
#それもちょっとタイミング的には微妙でした。
んでB社の場合。
B社のロゴは常に日本代表のユニフォームに入ってるし、ボールもB社製だし、試合の中でボールの話が連呼されるたびに視聴者に対してB社の社名が連呼されるわけで、
それはそれで強力な認知効果があったのではないかな、と思っています。
A社のSpikeの相関をきちんと調べきっているわけではないのですが、一つの解釈として地上波でガンガンCMを流すよりも、
試合の流れ(Context)の中で商品なり社名がアピールできることのほうが認知効果への貢献が高いのかなと思ったりしています。
とまあ、検索データからだけの推論なので何とも言えないのですが、もし、関心のある方がいらっしゃいましたら、一緒に検証とかしてみませんか?
本当にすみません。
言い訳から先に入ると、やっぱり第一子が生まれて大変うれしい、のだけれど、大変忙しいのですよ。すんません。
http://www.youtube.com/watch?v=cTrdr_iyQfo
んで、久々の更新です。
知ってる人は知ってると思いますが、実は10/28から10/29まで開催されていたAdTeck Tokyoにて弊社社長がパネリストとして参加しておりました。
#まあちょうどそのとき俺は陣痛で苦しんでいる嫁の腰をさすりつつ、第一子誕生に立ち会ったわけだが
んでそのプレゼンって、事前にいくつかネタを仕込んで、そこから社長と一緒に内容を精査したんだけれど、
時間の関係上ボツになったネタがあって、その一部をこの場で公開することにしました。
このBlog自体は会社の広報Blogでもないし、あくまでsembearの個人的な見解や妄想、および小熊の生育状況を発表・報告する場であって、所属する会社の見解とか経営方針を示すものではありませんので、その点はご了解いただきたく。
まあ、あくまで一般的な検索のネタを使うという意味ではぎりぎりセーフかと思ってますけどね。一応弊社広報担当者、上長に確認を取ったうえで今回の記載となってます。
というわけで前置きが長くなったけれど、本題。
今年の6月に日本中を席巻したサッカーのワールドカップ南アフリカ大会。
時差の関係もあってみなさん夜中とかテレビ見てましたよね?
本田△とかも流行しましたね。
で。
当然サッカーの試合の最中(前後もそうだが)検索は動きます。

このグラフは6/1の検索ボリュームを1としたときに6月中でどう変動しているのかを示したグラフです。
グラフが4本ほどありますが、これは日本代表をスポンサーしている企業の名前(A社、B社)と
日本代表選手がイメージキャラクターになっている商品の名前(C社、D社)の検索動向です。
#別に各企業に許可を取ったわけではないので名前は出さないでおきます。
ワールドカップ本番。まずは日本VSカメルーン。日本時間6/14の夜Kick offだったわけですが、
ここで注目したいのがほぼこのタイミングで巨大なSpikeが発生してるC社の商品名。(緑色の線)
実はこのC社の商品って、今回のワールドカップで大ブレイクした本田選手がイメージキャラクターになっている清涼飲料水なんですね。
んで、D社(水色の線)、こちらも日本代表のある選手がイメージキャラクターになっていたのですが、実はあんまり出場時間が長くなかった選手なのです。んで商品の検索は、実はそんなに伸びていないのがわかります。
#ちなみに本田選手の名前は6/1を1とするとデンマーク戦直後に5000ぐらいまで検索が伸びていたりします。
今回のワールドカップ、本田選手の活躍が相当目立ったし、別格の報道だったとは思います。
逆に言えば、単に日本代表をイメージキャラクターとして起用するだけではあんまり意味がなくて、起用したした選手が活躍しないと、CMと試合での活躍の相乗効果などでの、ユーザーへの認知ってのはなかなか難しいのかもしれません。
そういう意味で今回は駒野選手や、松井選手、大久保選手、長友選手あたりをイメージキャラクターに採用すると、費用対効果は高かったのかもしれません。
そこで弊社では来年早々から検索データと各種ログから広告価値の高い日本代表選手データを希望する企業様に提供するサービスをスタートすることとしました!(嘘ですよ。もちろん。)
次に見てみたいのがA社(黄色の線)とB社(ピンク色)の推移。
A社は日本代表を長くスポンサーしている超有名企業、B社は日本代表のオフィシャルサプライヤーかつ、今回のワールドカップで話題をさらった公式ボールを提供している企業です。
A社はカメルーン戦前に一気にSpikeがあがっているのがわかりますが、なぜかオランダ戦やデンマーク戦ではそこまでSpikeしてません。
対照的にB社は試合があるたびにSpike(というにはなだらかだけどね)が発生しています。
第一戦のカメルーン戦がNHKでの中継だったことを考えるとテレビCMでBuzzが起こったとも思いづらいし、かといっていろいろ調べても、
この時期にSpikeが発生している理由は結局不明瞭なままです。
#可能性があるとすれば日本代表応援キャンペーンだけど
#それもちょっとタイミング的には微妙でした。
んでB社の場合。
B社のロゴは常に日本代表のユニフォームに入ってるし、ボールもB社製だし、試合の中でボールの話が連呼されるたびに視聴者に対してB社の社名が連呼されるわけで、
それはそれで強力な認知効果があったのではないかな、と思っています。
A社のSpikeの相関をきちんと調べきっているわけではないのですが、一つの解釈として地上波でガンガンCMを流すよりも、
試合の流れ(Context)の中で商品なり社名がアピールできることのほうが認知効果への貢献が高いのかなと思ったりしています。
とまあ、検索データからだけの推論なので何とも言えないのですが、もし、関心のある方がいらっしゃいましたら、一緒に検証とかしてみませんか?
January 05, 2010
ニュースソース(日経ビジネスオンライン)
GoogleとYahoo! Japanの比較についてって、なかなか個人的には両社に知り合いがいるし、もともとの仕事の関連もあるのでバイアスもかかってしまうんだけど、一度思いのたけってのを書いてみようと思う。
まず最初に書いておくけど、会社として、またそこに勤務している人に対して、基本的にはRespectをしています。
両者とも本当に良いウェブサービスを提供しようと日々試行錯誤を繰り返し、インターネットの発展に素晴らしく貢献していると思っています。
それはもちろん詭弁でも皮肉でもホメ殺しでもなく、純粋に心からそう思っています。
さて、本題。
井上さんとは何回かMTGもしていて、個人的にも強烈な存在感だなあとは思っているわけですが
ちょっと長い引用だけど
例えば金融情報では、プロ向けと初心者向けでは違うサービスになるべきだと思う。利用者の層に合わせて、あらゆるサービスを取りそろえるのは不可能だ。
そこでヤフーは、みんなにとって「合格点ぎりぎり」のサービスをできるだけ集める戦略を取っている。最大公約数と言ってもよい。それが一定の分量になると、「品揃え」が多いという新たな価値が生まれてくる。
足りないところは、パートナーと組んで行けばいい。これも、オープン化の精神の1つだ。
広告的な観点から行くと、ある意味最大公約数的なサービスが多く取り揃えられていることでインターネットユーザーの多数を占める初心者を多く取り込める、ってのは実は大変意義があります。
そりゃプロというか上級者クラスになるとサービス的に物足りなくなって利用しないこともあるでしょうが、そういった人達は原則少数派なんですよ。特にAd Networkっていうビジネスモデルって意味で言えば、配信数と広告数という数が多いことがビジネスの成功を決することも多く、そういう意味で多数派をとりこむと言う意味では間違いではないと思います。
将来は、日本以外の国にもインタレストマッチが広がっていくだろう。そうなれば、米ヤフーからインタレストマッチのライセンス料をもらうことになるかもしれない。
ライセンス料がどれぐらいになるか。詳細はまだ話し合っていない。ただ、ヤフージャパンは毎年、米ヤフーに(検索エンジンの使用料として)ロイヤリティを支払っている。それより少なくなるのは腹立たしい。結局は、両者を相殺するぐらいになるのではないか。
うーん、なんかもろもろコメントしたいけど、とりあえず引用だけでやめておこう。結構ここは重要だったりするぞ。
んでこの記事で最も注視したいのは井上さんのコメントではなくてインタビュアーの質問
ヤフーはユーザーに「驚き」を与えられているのでしょうか。例えばグーグルの「ストリートビュー」や「ブックサーチ」では、ユーザーが「すごい」と思ったからこそ、反発も強まったのではないでしょうか。グーグルと比べて、最近ヤフーは「すごい」サービスを生んでいないように思えます。
あのさ、ストリートビューってGoogleが元祖じゃないと思うんだよね。
ストリートビュー的なサービスって、自分が知ってる限り、Amazonが始めた"A9.com Maps"だと思うんですよ。
既にサービスは終わってると思うけれど
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20086462,00.htm
でもこれは「すごい」とは受け止められないまま終わってしまったんですね。UIの作り込みとか、サービスの提供の仕方とか、いろいろ問題はあると思うけれど、着想としてはストリートビューと一緒だと思うんですよ。
ついでにいうとBook Searchも多分Amazonが先だったんじゃないかなあ、サービスが始まったのはたしか2003年だし。
そういう意味でね、Googleがすごいってのはちょっとミスリードだと思う。もっとぶっちゃけて言えばインタビュアーの主観だね。
Googleのすごさはそういったアイデアをより洗練させて世の中に出せる開発力、UIの作り込み、そしてなによりマーケティングの力だと思ってます。
#だいたいGoogle AdWordsっていう検索連動型広告のビジネスモデルもYahoo!から特許仕様の許諾を受けてビジネスしてるってこと、知らない人も多いんじゃないかな。
ただね、誤解して欲しくないのは、だからといってGoogleがすごくないとか、アイデアをパクってビジネスしてる、っていう幼稚な話じゃないんですよ。アイデアなんて単なるアイデアで、それをより洗練させて世の中に受け入れられて、インターネットの拡大に貢献しているってのは紛れもない事実で、そこの名誉が毀損されるものではないんです。
そしてなによりGoogleのオーガニック検索の完成度、それこそ大量の検索クエリを処理しつつ安定して運用している技術力、外部からの被リンクをWeb pageの評価要素として取り入れた発想、それ以外にもGoogle Earth、Webmaster toolなど思い切った発想とそれを実現できる技術力、これらは素晴らしいイノベーションですし、それこそGoogleのすごさ、と言って良いと思います。
#まあ、一部は買収した企業の技術だったりもするので、そこんところも考えないといけないだけど、そこは割愛。
んで本題に戻そう、ストリートビューやブックサーチがなんで賛否両論の反響をもって受け入れられたかってことは、それがGoogleだったからですよ。
そりゃサービス自体もすごいと思いますよ。ただAmazonがやったとき、どれだけ議論になった?ポイントは他の会社が同じことをやったとしてもあんまり気にならないけれど、Googleがやるからこそメディアも扱うし、反響も大きくなる。
そこがGoogleのすごさなんですよ。誤解を承知で言えばProduct Marketingも含むMarketingの力。技術力よりもGoogleというブランドが先に立っている感すらある。
だから井上さんの言う
僕はすごいとは思わなかったけどね。法律がなければできることはたくさんある。ルールの中でできることをやろう、と考えると限定される。やっちゃいけないことは、やっちゃいけないんだよ。
確かにこれは半分は正しいのかもしれない。だってサービス自体は作れちゃうんだもん。
アイデア自体に目新しいものはないし、Yahoo! Japanだって作ろうと思えばできるでしょう。
でもやれない。確かに法律云々の部分はAdWordsの広告主の品質あたりも絡んでくるのでまるっきり間違いでもないけれど、そういう部分で議論をするよりも、Googleがやってしまっているという(ある種確信犯的な)思い切りの良さはすごいと思う。そういう見方をしないと本質論からずれそうな気がする。
グレーゾーンをせめているからすごいんじゃない。すごいものはすごい。ただしアイデアとかモノはそこまで素晴らしいものでもない。
いうなればGoogleがやると、基本的にメディアとか市場が注視する、その環境自体とその環境を作り出したことがすごい、ってことかな。
誤解のないように何度も言うけれど、ホメ殺しでもGoogleの批判でもないです。純粋にGoogleのProduct Marketingの力は強烈だと思います。
技術力もすごいと思うけれど、ただ規模とかスケールメリットとか考えるとYahoo! Japanが技術的に太刀打ちできないかっていうと違うとおもう。
意外に技術力を図るものさしって難しいんですよ。だからこそGoogleのProduct Marketingも含むMarketing力は凄まじいと思う。これには敬服します。
そういう意味で
グーグルですごいと言われているのは、いずれもグレーゾーンのものではないか。検索連動広告は米ヤフーの真似だし、ストリートビューはすごいけど一種の「のぞき」。ブックサーチは著作権無視のコピーだ。YouTubeだって、違法の動画がトラフィックの多くを占めている。
これも論点が違う気がするなー。上に書かれていることに間違いはないけれど、じゃオーガニック検索の適合性、クローリングの鮮度なんかはすごくないのか?いやすごいよ。普通にすごいと思いますよ。
ウェブサービスはいい加減にやっていいものではない。そこを無視して、「ベンチャーはスピード感が命」とか言うのは、そっちの方が問題じゃないかと思っている。
いわゆるベンチャーとかネット系大企業とかいろいろみてきたけれど、なんだかんだいわれてもYahoo! Japanのスピード感は凄まじいです。
もちろん社員5人のベンチャーのスピード感とは違うけれど、あの規模まで成長していながらもあのスピードを維持できるのはすごいと思います。
Yahoo! Japanって自分が知りうる限り日本で唯一、ECと広告とユーザー課金という3分野すべてで収益化に完全に成功している企業なんですよ。
広告だけでビジネスが成立している企業とは当然持っているデータの重みとか複雑性、セキュリティの度合いとかが段違いにちがうんですよ。
そういう意味でYahoo! JapanがGoogleよりも会社としてすごくないか、っていうとそんなことないですよ。甲乙付けがたいぐらい両社ともすごい会社です。
ついでにいうとサイバーエージェントもTwitterもFacebookもmixiもみんなすごいと思うよ。
ただ、Googleほど市場にインパクトを与えられるマーケティングとその環境を作り出せていないがために、評価が追いついていないんだと思います。
じゃあGoogleのマーケティング力の強さってなんだよ、って言う話もいつか書きたいと想います。
ここも大事なポイントだと思ってるのです。
まあ、いろいろ書きましたが、今年もよろしくお願いします。
sembear
GoogleとYahoo! Japanの比較についてって、なかなか個人的には両社に知り合いがいるし、もともとの仕事の関連もあるのでバイアスもかかってしまうんだけど、一度思いのたけってのを書いてみようと思う。
まず最初に書いておくけど、会社として、またそこに勤務している人に対して、基本的にはRespectをしています。
両者とも本当に良いウェブサービスを提供しようと日々試行錯誤を繰り返し、インターネットの発展に素晴らしく貢献していると思っています。
それはもちろん詭弁でも皮肉でもホメ殺しでもなく、純粋に心からそう思っています。
さて、本題。
井上さんとは何回かMTGもしていて、個人的にも強烈な存在感だなあとは思っているわけですが
ちょっと長い引用だけど
例えば金融情報では、プロ向けと初心者向けでは違うサービスになるべきだと思う。利用者の層に合わせて、あらゆるサービスを取りそろえるのは不可能だ。
そこでヤフーは、みんなにとって「合格点ぎりぎり」のサービスをできるだけ集める戦略を取っている。最大公約数と言ってもよい。それが一定の分量になると、「品揃え」が多いという新たな価値が生まれてくる。
足りないところは、パートナーと組んで行けばいい。これも、オープン化の精神の1つだ。
広告的な観点から行くと、ある意味最大公約数的なサービスが多く取り揃えられていることでインターネットユーザーの多数を占める初心者を多く取り込める、ってのは実は大変意義があります。
そりゃプロというか上級者クラスになるとサービス的に物足りなくなって利用しないこともあるでしょうが、そういった人達は原則少数派なんですよ。特にAd Networkっていうビジネスモデルって意味で言えば、配信数と広告数という数が多いことがビジネスの成功を決することも多く、そういう意味で多数派をとりこむと言う意味では間違いではないと思います。
将来は、日本以外の国にもインタレストマッチが広がっていくだろう。そうなれば、米ヤフーからインタレストマッチのライセンス料をもらうことになるかもしれない。
ライセンス料がどれぐらいになるか。詳細はまだ話し合っていない。ただ、ヤフージャパンは毎年、米ヤフーに(検索エンジンの使用料として)ロイヤリティを支払っている。それより少なくなるのは腹立たしい。結局は、両者を相殺するぐらいになるのではないか。
うーん、なんかもろもろコメントしたいけど、とりあえず引用だけでやめておこう。結構ここは重要だったりするぞ。
んでこの記事で最も注視したいのは井上さんのコメントではなくてインタビュアーの質問
ヤフーはユーザーに「驚き」を与えられているのでしょうか。例えばグーグルの「ストリートビュー」や「ブックサーチ」では、ユーザーが「すごい」と思ったからこそ、反発も強まったのではないでしょうか。グーグルと比べて、最近ヤフーは「すごい」サービスを生んでいないように思えます。
あのさ、ストリートビューってGoogleが元祖じゃないと思うんだよね。
ストリートビュー的なサービスって、自分が知ってる限り、Amazonが始めた"A9.com Maps"だと思うんですよ。
既にサービスは終わってると思うけれど
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20086462,00.htm
でもこれは「すごい」とは受け止められないまま終わってしまったんですね。UIの作り込みとか、サービスの提供の仕方とか、いろいろ問題はあると思うけれど、着想としてはストリートビューと一緒だと思うんですよ。
ついでにいうとBook Searchも多分Amazonが先だったんじゃないかなあ、サービスが始まったのはたしか2003年だし。
そういう意味でね、Googleがすごいってのはちょっとミスリードだと思う。もっとぶっちゃけて言えばインタビュアーの主観だね。
Googleのすごさはそういったアイデアをより洗練させて世の中に出せる開発力、UIの作り込み、そしてなによりマーケティングの力だと思ってます。
#だいたいGoogle AdWordsっていう検索連動型広告のビジネスモデルもYahoo!から特許仕様の許諾を受けてビジネスしてるってこと、知らない人も多いんじゃないかな。
ただね、誤解して欲しくないのは、だからといってGoogleがすごくないとか、アイデアをパクってビジネスしてる、っていう幼稚な話じゃないんですよ。アイデアなんて単なるアイデアで、それをより洗練させて世の中に受け入れられて、インターネットの拡大に貢献しているってのは紛れもない事実で、そこの名誉が毀損されるものではないんです。
そしてなによりGoogleのオーガニック検索の完成度、それこそ大量の検索クエリを処理しつつ安定して運用している技術力、外部からの被リンクをWeb pageの評価要素として取り入れた発想、それ以外にもGoogle Earth、Webmaster toolなど思い切った発想とそれを実現できる技術力、これらは素晴らしいイノベーションですし、それこそGoogleのすごさ、と言って良いと思います。
#まあ、一部は買収した企業の技術だったりもするので、そこんところも考えないといけないだけど、そこは割愛。
んで本題に戻そう、ストリートビューやブックサーチがなんで賛否両論の反響をもって受け入れられたかってことは、それがGoogleだったからですよ。
そりゃサービス自体もすごいと思いますよ。ただAmazonがやったとき、どれだけ議論になった?ポイントは他の会社が同じことをやったとしてもあんまり気にならないけれど、Googleがやるからこそメディアも扱うし、反響も大きくなる。
そこがGoogleのすごさなんですよ。誤解を承知で言えばProduct Marketingも含むMarketingの力。技術力よりもGoogleというブランドが先に立っている感すらある。
だから井上さんの言う
僕はすごいとは思わなかったけどね。法律がなければできることはたくさんある。ルールの中でできることをやろう、と考えると限定される。やっちゃいけないことは、やっちゃいけないんだよ。
確かにこれは半分は正しいのかもしれない。だってサービス自体は作れちゃうんだもん。
アイデア自体に目新しいものはないし、Yahoo! Japanだって作ろうと思えばできるでしょう。
でもやれない。確かに法律云々の部分はAdWordsの広告主の品質あたりも絡んでくるのでまるっきり間違いでもないけれど、そういう部分で議論をするよりも、Googleがやってしまっているという(ある種確信犯的な)思い切りの良さはすごいと思う。そういう見方をしないと本質論からずれそうな気がする。
グレーゾーンをせめているからすごいんじゃない。すごいものはすごい。ただしアイデアとかモノはそこまで素晴らしいものでもない。
いうなればGoogleがやると、基本的にメディアとか市場が注視する、その環境自体とその環境を作り出したことがすごい、ってことかな。
誤解のないように何度も言うけれど、ホメ殺しでもGoogleの批判でもないです。純粋にGoogleのProduct Marketingの力は強烈だと思います。
技術力もすごいと思うけれど、ただ規模とかスケールメリットとか考えるとYahoo! Japanが技術的に太刀打ちできないかっていうと違うとおもう。
意外に技術力を図るものさしって難しいんですよ。だからこそGoogleのProduct Marketingも含むMarketing力は凄まじいと思う。これには敬服します。
そういう意味で
グーグルですごいと言われているのは、いずれもグレーゾーンのものではないか。検索連動広告は米ヤフーの真似だし、ストリートビューはすごいけど一種の「のぞき」。ブックサーチは著作権無視のコピーだ。YouTubeだって、違法の動画がトラフィックの多くを占めている。
これも論点が違う気がするなー。上に書かれていることに間違いはないけれど、じゃオーガニック検索の適合性、クローリングの鮮度なんかはすごくないのか?いやすごいよ。普通にすごいと思いますよ。
ウェブサービスはいい加減にやっていいものではない。そこを無視して、「ベンチャーはスピード感が命」とか言うのは、そっちの方が問題じゃないかと思っている。
いわゆるベンチャーとかネット系大企業とかいろいろみてきたけれど、なんだかんだいわれてもYahoo! Japanのスピード感は凄まじいです。
もちろん社員5人のベンチャーのスピード感とは違うけれど、あの規模まで成長していながらもあのスピードを維持できるのはすごいと思います。
Yahoo! Japanって自分が知りうる限り日本で唯一、ECと広告とユーザー課金という3分野すべてで収益化に完全に成功している企業なんですよ。
広告だけでビジネスが成立している企業とは当然持っているデータの重みとか複雑性、セキュリティの度合いとかが段違いにちがうんですよ。
そういう意味でYahoo! JapanがGoogleよりも会社としてすごくないか、っていうとそんなことないですよ。甲乙付けがたいぐらい両社ともすごい会社です。
ついでにいうとサイバーエージェントもTwitterもFacebookもmixiもみんなすごいと思うよ。
ただ、Googleほど市場にインパクトを与えられるマーケティングとその環境を作り出せていないがために、評価が追いついていないんだと思います。
じゃあGoogleのマーケティング力の強さってなんだよ、って言う話もいつか書きたいと想います。
ここも大事なポイントだと思ってるのです。
まあ、いろいろ書きましたが、今年もよろしくお願いします。
sembear
September 03, 2009
というわけで今日はAdTechにいってみました。
会場は会社から歩いて15分ぐらい、意外に近い。
参加したセッションはSearch Marketingのセッション。それなりに面白かった。
ただ面白いってのがやや不純な動機であることは認めるけどね(w。
ただ、びっくりしたのが結構連絡を取っていなかった人たちとの再会。
これはこれでよかった。某氏いわく異業種交流会ならぬ同業者交流会って感じだな。
あとblog読んでます、って言われるのは予想以上に恥ずかしいってのも痛感しました。
あんまり変なこと書くのやめようかな。
会場は会社から歩いて15分ぐらい、意外に近い。
参加したセッションはSearch Marketingのセッション。それなりに面白かった。
ただ面白いってのがやや不純な動機であることは認めるけどね(w。
ただ、びっくりしたのが結構連絡を取っていなかった人たちとの再会。
これはこれでよかった。某氏いわく異業種交流会ならぬ同業者交流会って感じだな。
あとblog読んでます、って言われるのは予想以上に恥ずかしいってのも痛感しました。
あんまり変なこと書くのやめようかな。
August 25, 2009
ちょっとばっかりDB構成を変更したので念のためテスト書き込みでございます
June 17, 2009
ニュースソース(サトウ食品工業のサイト、PDF)
検索エンジンマーケティング考っていうよりもインターネット広告考になってきたなあ、最近。
できればリンク先のPDFを読んでいただきたいのですが
また、製造コストの上昇に対応するべくテレビCM及び販促企画の抑制等の経費削減に努め
るとともに、生産効率の向上及び業務の効率化に取り組んでまいりました。
とまあ、そりゃそうだよね。この不況じゃ。
他にも
平成20年産うるち米価格の上昇や包装資材等の製造コスト上昇を吸収すべく、
販売促進費の削減に努めるとともにテレビCMの抑制を行いました。その結果、包装米飯の売上高は
127億43百万円(前年同期比5.8%)となりました。
とのこと。
その結果
以上の結果、当事業年度の売上高は258億27百万円(前年同期比4.9%減)となりました。
利益面につきましては、売上高の減少や原材料費及び燃料費等の製造コスト上昇により収益を圧迫す
る状況となりましたが、広告宣伝費及び販売促進費等の販売費及び一般管理費の削減に加え受取手数料
の増加により、営業利益は9億66百万円(前年同期比6億64百万円増)、経常利益11億98百万(9億35百
万円増)、当期純利益6億60百万(同1億41百万円増)となりました
なんか、このPDFを読むと
「テレビCMを削減した結果、売り上げは下がったが利益が上がった」
って言う風に読めてしまうんだよね。
自分でも短絡的なんじゃないかと思ったりもするんだが。。。
実際問題広告の費用対効果って実際の売り上げとか利益だけじゃないと思うけど、でも広告ってのは売り上げとか利益の最大化ってのに何らかの形でつながるものなんだろうと思うんです。
ブランディングって言い方をする人もいるけれど、何のためのブランディングかって長期的に見て自社がユーザーから支持されるようになるためのブランディングなわけで、そういう意味では長期的な売り上げとか利益につながるんでしょう。
昔の例で恐縮だけど、同じ性能の商品でも安いAIWAじゃなくて高いSONYを買うよ、だってSONYすきだもん、みたいな。
短期的にはサトウ食品工業の話ってのはある種正論で、それを批判する気はまったくないんだけど、
長期的に見てこれを続けることが正しいのかって言うと違うと思う。
検索エンジンマーケティング考っていうよりもインターネット広告考になってきたなあ、最近。
できればリンク先のPDFを読んでいただきたいのですが
また、製造コストの上昇に対応するべくテレビCM及び販促企画の抑制等の経費削減に努め
るとともに、生産効率の向上及び業務の効率化に取り組んでまいりました。
とまあ、そりゃそうだよね。この不況じゃ。
他にも
平成20年産うるち米価格の上昇や包装資材等の製造コスト上昇を吸収すべく、
販売促進費の削減に努めるとともにテレビCMの抑制を行いました。その結果、包装米飯の売上高は
127億43百万円(前年同期比5.8%)となりました。
とのこと。
その結果
以上の結果、当事業年度の売上高は258億27百万円(前年同期比4.9%減)となりました。
利益面につきましては、売上高の減少や原材料費及び燃料費等の製造コスト上昇により収益を圧迫す
る状況となりましたが、広告宣伝費及び販売促進費等の販売費及び一般管理費の削減に加え受取手数料
の増加により、営業利益は9億66百万円(前年同期比6億64百万円増)、経常利益11億98百万(9億35百
万円増)、当期純利益6億60百万(同1億41百万円増)となりました
なんか、このPDFを読むと
「テレビCMを削減した結果、売り上げは下がったが利益が上がった」
って言う風に読めてしまうんだよね。
自分でも短絡的なんじゃないかと思ったりもするんだが。。。
実際問題広告の費用対効果って実際の売り上げとか利益だけじゃないと思うけど、でも広告ってのは売り上げとか利益の最大化ってのに何らかの形でつながるものなんだろうと思うんです。
ブランディングって言い方をする人もいるけれど、何のためのブランディングかって長期的に見て自社がユーザーから支持されるようになるためのブランディングなわけで、そういう意味では長期的な売り上げとか利益につながるんでしょう。
昔の例で恐縮だけど、同じ性能の商品でも安いAIWAじゃなくて高いSONYを買うよ、だってSONYすきだもん、みたいな。
短期的にはサトウ食品工業の話ってのはある種正論で、それを批判する気はまったくないんだけど、
長期的に見てこれを続けることが正しいのかって言うと違うと思う。

