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検索エンジンマーケティング考は....
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February 09, 2011

ニュースソース(「Bing」カンニング疑惑でMicrosoftとGoogleが激しい応酬 : ITPro)
ニュースソース(Thought of Search Quality : Bing Community)

ほんと、久々にニュースソースが明記できる記事を書くなあ。

さて、まあ正直個人的にはどうでもいい(あ、言っちゃった)記事なんだけど。
ただこの泥仕合を生暖かく見守ってあげるのも、やはりわれわれの仕事の一環でもあるわけです(嘘。

ただ、まあいつものように書きますか。

Bingのカンニング疑惑について最初に報じたのは技術関連ニュースブログ「Search Engine Land」にの2月1日付の記事。それによると、Googleは昨年5月頃から、キーワードのスペルを間違えて検索した際にBingがGoogleと同様の検索結果を表示していることに疑惑を持ち始め、12月に“おとり捜査”を実行した。これまで検索結果がゼロもしくはごく僅かだったクエリーに対する偽の検索結果ページを100ほど作って設定。「Internet Explorer」でBing検索を行ったところ、Googleが仕掛けたおとり検索結果ページと同様の結果が上位に表示されるケースが見られたという。

ふむ。でもさこれって「え?マジで?」って思うのは俺だけかね?
たとえば「sembear かわいい」って検索をして、検索結果がゼロだったとしよう。んで、それに対してGoogleが偽の検索結果ページを作っていたとしよう。

#sembearがかわいいかどうかは懸命な読者諸君の判断に委ねたい。

それで検索したユーザーって、ちょっと不幸じゃないか?

所詮Bingがコピったかどうかなんて泥仕合にしかならないのは目に見えて明らかなのに、たとえ圧倒的に数が少ないとはいえ実際に自社の検索結果を汚してまで証明したいことだったのかね?つか、検索したユーザーの利便性を損なってまで証明するべきことって、いったい何なんだろうか?

正直なあ、普通にTypoの話だけで戦えばいいのに、こんなことまでやんなくてもいいんじゃないかね?ってのが本音。

ただまあ、面白いのはここから。上のようなおとり捜査をやられたBing側のコメント。(英文です)

To be clear, we learn from all of our customers. What we saw in today’s story was a spy-novelesque stunt to generate extreme outliers in tail query ranking. It was a creative tactic by a competitor, and we’ll take it as a back-handed compliment. But it doesn’t accurately portray how we use opt-in customer data as one of many inputs to help improve our user experience.
意訳
いいか、この際はっきりさせておこう。我々はBingを利用しているユーザーからしか学ばない。今日我々が目にしたものはテールワードで極端な異常値を発生させるというスパイ小説ばりのふざけた行為だ。これは競合企業によって仕掛けられた罠であり、うわべだけのほめ言葉だ。ただ、これは我々が検索体験を改善するために、Opt-inしたユーザーからどのようにデータを収集しているのかを正しく表現したものではないぜ。

#tacticは戦術、って意味だが、この際「罠」と訳した。
#しかし個人的にはbackhandedでハイフンなしだと思うんだが、どっちでもいいのかね?
#つーか以前からMSとGoogleってよくBlogで喧嘩してるよね。

いや、なかなかいい言い回しが多い。特に太字にした部分。

spy-novelesque(スパイ小説風の)とかback-handed compliment(うわべだけのほめ言葉、いわゆるほめ殺し)とかまさしく生きた英語。

#ちなみにback-handed complimentってのとleft-handed comlimentってのも同じ意味ね。
#これ豆知識。

勉強になりますなあ。

とまあ、そんなMS側の反論もあるわけですが、個人的にすっげえ気になるのが、ITProからの引用なんだけど、

またMehdi氏は、「GoogleはBingをだますためにワナを仕掛けた。Googleの実験はBingの検索結果を操作するために行われたものであり、その手法は検索結果を操作しようとスパム業者が使うクリック詐欺と同類の攻撃だ」と非難した。

この一文。おいおい、これってGoogleの結果を真似してること、事実上認めてないか?だって罠を仕掛けられてだまされた、ってことは認めるわけだろ?ってことは事実上Googleの結果をパクってました、ってことじゃないのか?

まあ、ほんとこの件に関してはどうでもよく。この二社、こんなところで泥仕合やるぐらいなら、もっとUser ExperienceのImproveに精を出せ、ということが書きたかっただけなのよ。

Posted by sembear at 12:03 am | Microsoft | comments(2) | TrackBacks() | Permalink

January 27, 2009

ニュースソース(CNET Japan)

なんかなー、ちょっと消化不良。

このフェイズにおきましては日本法人も含めて現地法人がでしゃばるということよりも、現地法人はどちらかというとトランスペアレント(透明)な存在として、あくまでも米国のGoogleという形を意識したコミュニケーションをとってきました。

なんかこの言葉に、外資系現地法人の悲哀を感じるのは俺だけかね(笑。
個人的にはそのトランスペアレント感にいらついていた部分はあるよなあ。

具体的には、現地法人がきちっと現地マーケット、あるいは現地インダストリーにおける責務を果たしていくことです。Googleのグローバライゼーション フェーズ1の間に、それぞれの地域のビジネスも非常に大きくなってきています。

まあ結局どんなビジネスでも現地の文化・風土に合わせて展開されていくべきだろうし、そういう意味でもこの展開には気体をしています。

ただねえ、この次のパラグラフ

米国がオバマ政権に移行いたしましたが、そういう流れの中においても日本におけるGoogleの意味というものを、国益につながるのであれば日本政府にきちっと理解していただくような努力も改めて必要だと思っています。

なんか唐突だよね、この文意。
CNETのほうである程度編集したんだろうけど、すごい不意を撃たれた文意だよなあ。日本でもUSのGoogleみたいに政府に働きかけるロビー活動を行う、ってことかな?

いわゆる広告用語の「AISAS」(Attention:注目 → Interest:関心 → Search:検索 → Action:行動 → Share:共有)というキーワードで言いますと、Searchに関しては検索連動型広告でGoogleは非常にうまくいっています。

うーん、AISASにおけるSearchの位置づけってところで、ちょっとちがうだろー、って感じ。
結局AISASのあらゆるフェーズにSearchは存在してると思うんだけど。

今年はいよいよ本来のブランディングである、このAISASでいうAとIのところについてもGoogleとして新しい可能性として追求していくでしょう。特にYouTubeに関しては、AISASのAとIの部分に力を発揮する媒体に育ってきていると思いますので、広告ビジネスという観点からも今年は注力していきたいと思います。

最近思うのは、特にインターネット広告においてブランディングと費用対効果重視って言うものを切り分けて考えるのって、どうなんだろうか、と。
結局ブランド力のある企業のコンバージョン率はブランド力の低い企業のそれよりも高いわけで、そういう意味でSearchがAttentionとInterestに貢献できる部分もあるわけだし、逆にディスプレイ方広告でもActionに貢献できる部分ってあるわけで。
肝なのはGoogleなりYahoo!なりといった広告同士の相関関係をどう視覚化するか、かなあと思ったりしてます。

論点がずれました。

それからモバイルの世界は先程、去年も急成長したというご報告をしましたが、これからも継続的に大きな成長が見込める領域でございます。この分野で私どもは、「Android」というプラットフォームにすでにフォーカスして更新してきております。そういう意味ではAndroidの国内における可能性という意味でも、モバイルの世界は今年も広げて取り組んでいく年になるだろうと思っております。

まあ、Androidに限らずモバイル広告の進化っていうのは注目点ですね。

しかしいまいちこの記事、もうちょっと切り込んでほしかったなあ。
まあGoogleの説明会での発言をテキストに書き起こしたもので、実際のインタビューじゃないからこんな感じなんだろうけれど。

Posted by sembear at 10:42 am | Google | comments | TrackBacks() | Permalink

January 21, 2009

ニュースソース(CNET Japan)

Googleキラーっていったらwisenutだろー!って叫んでみるテスト。

 Wall Street Journal(WSJ)が、検索分野でのMicrosoftの失敗について興味深い記事を掲載した。その要旨は次の通り。

 (Microsoftの最高経営責任者(CEO)であるSteve)Ballmer氏は今後数カ月の間に、1年間に及んだ、数十億ドル規模のYahooのウェブ検索事業買収計画を再開すると見られている。しかし、Ballmer氏が収益性の高いGoogleのビジネスからシェアを奪おうと迫る裏には、語られないある物語が存在する。10年近く前、Ballmer氏がCEOとなって間もないころ、MicrosoftにはGoogleに類似した事業があったが、同社はその事業を打ち切ってしまった。

 2000年、Googleがウェブ検索と広告を組み合わせる前、Microsoftは「Keywords」と呼ばれる初歩的なシステムを保有していた。Googleと同じくウェブ検索と広告が組み合わされたものだ。契約を結ぶ広告主も出始めていた。ところがMicrosoftの経営陣は、同社のほかの収益源との共食いを恐れたこともあって、そのサービスを2カ月後に閉鎖してしまった。


違うんだって、検索分野でのMicrosoftの失敗は検索連動型広告以前にユーザーに支持されるに十分な検索エンジンを構築できなかったことなんだよ。
「Keywords」というシステムがあったからってそれでMSNの検索ボリュームが増えたのか?ってそういうわけじゃないでしょ。

逆に言えばMicrosoftがGoogleを凌駕する精度の検索エンジンを作っていれば、検索連動型広告なんてなんとでもなるんですよ。なぜならそこに絶対的な検索ボリュームがあり、そこに広告を出したい広告主が増えているはずなので。
仮にMicrosoftがものすごい費用対効果の高い検索連動型広告のプラットフォームを保持していたとしても、今の検索シェアじゃ別に広告を出す価値もないでしょ。

検索連動型広告がビジネスとして成立するためには絶対的な検索量が必要なんですよ。検索連動型広告のプラットフォームがあるからってそれだけでビジネスが成功するわけじゃない。
そういう意味で「Keywords」ってのはどう転んでもGoogleキラーにはなりえないし、なってるはずがないです。

Overtureを過大評価するべきではない。WSJの論調は、Overtureを買収してさえいれば、MicrosoftはGoogleと十分に戦えたというものだが、それは違う。OvertureはすでにGoogleによって打撃を受けていた。Overtureは落ち目にあった。だから売りに出されたのである。また、YahooもOvertureではあまり多くの成果を上げられなかったという点にも留意しておきたい。検索市場でのMicrosoftのシェアは、多少は伸びていたかもしれないが、Overtureの買収は決定打にはならなかったはずだ。

読みが甘すぎ。

以前のPostでも書いたけれど、別にYahoo!はOvertureの収益性だけを評価していたわけじゃないんですよ。Overtureの持つ特許、さらにallthewebとaltavistaという(Google以前においては)非常に優秀だった検索エンジン技術、そういうものとのシナジーを狙っていたんですね。その結果がYSTであり、Panamaであったりするわけです。
Microsoftがそういった特許であるとか技術のシナジーをもっとえげつない形で発揮できていたら、今の検索エンジン市場は今とはまったく違うものだった可能性を否定できません。
#だって、最悪Googleに361特許の使用を認めさせない、という手だってあったかもしれないんだし
##Yahoo!とOvertureのシナジー云々に関しては、整理はできているけれどもうちょっと文章の練りたいので次の機会にPostしましょう。

とはいえ、Microsoftを無視することはできない。それは今でもだ。WSJの記事で取り上げられていたBallmer氏は、キーワード検索ビジネスでは我慢が足りず、チャンスをふいにしたことを分かっている。ここで注意すべきことが2つある。1つ目は、Ballmer氏が自分のミスを認識しており、それを繰り返したくないと思っていることだ。それは優れた経営者の証である。2つ目は、Microsoftには長期化する地上戦に我慢強く取り組むリソースがあることだ。そうした事実を考えれば、Microsoftにはいずれ検索分野の有力企業となる可能性があると見るべきだろう。

まあ、こういった論調は2004年ぐらいからずーっと言われてますね。
検索業界においてMicrosoftは眠れる獅子だ、的な扱い。でもずっと眠ったままで終わるんじゃ。。。

#19世紀、中国を支配していた清は、その支配領域の広大さゆえに欧米列強から「眠れる獅子」だといわれていました。
#しかし日清戦争、アヘン戦争などを経て、その評価は「眠れる獅子」から「太った豚」に変質していきます。

ともかく、個人的にMSNは応援しています。っていうかsembearとしてはあらゆる検索エンジンを応援しています。
特にMicrosoftに関しては、その技術力・資金力を持って検索業界に新しいイノベーションを起こしてほしいと、真剣に思っていたりもしてます。

ニュースソース(CNET Japan)

売れてないっていってたもんなあ。
しかもこの不景気じゃ余計に逆風でしょう。

Googleは、2006年11月にPrint Adsの提供を開始し、2007年には、その提供エリアを拡大したものの、折しも不況の影響力が最大限に強まり、ついにGoogleは、経費削減のために、数々の提供プロジェクトの見直しを進めることとなった。Googleは、ビデオおよびラジオ業界向けにも、同種の広告プログラムを提供している。

個人的にはYouTubeのMonetizationもうまく行っているとは思えないので、そちらのほうもやや心配ではあります。

広告商品って言うのはまず広告を見るAudienceありきだと思っています。それは量だけではなくTargetingという意味も含めた質も大事な要素です。
GoogleAdWordsというのは非常に強力な広告商品ではありますが、それはGoogleという検索エンジンの性能がきわめて高く、そこに膨大なユーザーが募り検索していたからこそ成功していたのであって、仮にこれがMSNだったら、決して成功はしなかったでしょう。

MicrosoftのYahoo!買収とかもそうだけど、みんなGoogleの成功要因を検索連動型広告に求めている感じがするんだけど、そんなわけじゃない。
Googleは検索エンジンとして機能を高め続け、それがユーザーの支持を得て、UU/PVが上昇し、さらに検索の量が増えたのでAdWordsが成功したんだよな。

当たり前の議論だけど、昨今の検索エンジンビジネスを語る上で、なんでもかんでも検索連動型広告ありきで語られるのは正直違和感。

っていうか引用の記事とあんまり関係ないポストになってしまった。
要は広告商品設計のときにAudienceを無視しちゃだめだよ、ってことが言いたかったんだけど。

January 20, 2009

ニュースソース(CNET Japan)

むー。なんつーかなー。
基本的なフィロソフィーは、わかる。特に

 また、このPreferred Sitesは、他のすべての人の検索にも影響を及ぼす可能性があるという。

 誰もがこの機能を利用可能になれば、人々は信頼できるサイトの選別が可能になり、その結果、すべての検索結果に影響を及ぼすことになる。


このくだり。PageRankの概念をより一歩Socialな形で推し進めたものだね。
まあSpamの温床になる可能性も否定しないけど、こういうConceptは業界人がみんな思っていたことかもしれない。

でもねー、ここがわからなくはないんだけど、ちょっと微妙

Preferred Sitesと呼ばれるこの機能は、検索クエリに関連する検索履歴に基づいて頻繁に訪れるサイトを検索結果として表示するが、ユーザー自身によるサイトの追加や削除も可能だ、と同機能のヘルプページは説明している。

 このPreferred Sites機能を利用することにより、ユーザーはGoogle Web Searchにおける優先順位を決めることができるため、自分の好みやニーズに沿った検索結果を導くことができる。最も依存度の高いサイトを設定しておくと、それらのサイトが検索クエリと関連がある場合に通常よりも頻繁に検索結果に表示される。


自分が頻繁に訪問するウェブサイトって、結局お気に入りとかに追加してない?
そういうわけでもないか。

結局検索エンジンって、Personalizationっていう切り口はあるんだけど、基本的には最大多数の最大幸福を実現できるかってことがテーマなんだよな。万人が満足する検索結果なんて存在しないし。
そういう意味で、実際に(非リンクとかという概念ではなく)ユーザーからの支持を検索結果に取り組もうという姿勢には激しく共感できます。

ところで、CNETさん。

このPreferred Sitesは、Google SearchWiki機能の拡張機能だ。SearchWiki機能は、ユーザーに特定検索結果の順位引き上げ、追加、削除、注釈の追加をできるようにする。Preferred Sitesは、ユーザーがGoogleアカウントにログインしている間だけ有効となり、同機能を使って設定されたユーザーの優先サイトや検索結果は他のユーザーには公開されない。

この文が一回多く繰り返されていますよ。

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