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August 08, 2004

元SEMのコンサルタント、現某社のプロダクト担当として最近思うことがあったので、一回しっかり書いておきます。

基本的にSEM(特にリスティング)を運用する際には最低三種類の戦略(Strategies)を考えなければなりません。

(1):キーワード戦略
(2):入札戦略
(3):T&D戦略

さらにはウェブサイトのログ解析やSEOとの連動などありますが、基本中の基本としてはこの三種類かと。

(1)のキーワード戦略はその名の通りキーワード選定に関わる戦略のことです。AND検索をどうするかとか、部分一致と完全一致の使い分けとか、Big-Middle-Smallワードのバランスとか、AdWordsであればカテゴリの予算配分をどうするか(つまりどうグループ分けするか)とかといったあたりが含まれます。
(あくまで主観ですけどね)
ここで重要なのがリスティングの基本は多くのキーワードを出稿する、ということ。しかも部分一致をうまく使うことでさらに取りこぼしを抑えるという取り組みも基本中の基本ですね。

(2)の入札戦略の基本は目標とするCPAに対して適切なクリック単価を設定する、ということになります。
ただ注意したいのはCPAだけに気を取られていては成約の絶対数が減る可能性が極めて高いので、適切な目標値を設定することが大事です。

(3)のT&D戦略は、タイトルと説明文からSEMの効果を最大化する、という戦略になります。
単にT&Dにキーワードを入れる、というだけではなく(ただしこれも基本)、目標としているCPAとの関連性やサイトへの誘導者数、CTRなどをうまくコントロールするためにはT&Dを使いこなすことが大事ですね。

あくまでこの三点は基本中の基本です。
時間があればそれぞれについて深く掘り下げてみましょう。

August 01, 2004

久々にコンサルタント視点から

OvertureもAdWordsも「部分一致」の入札が可能です。
ただ、この「部分一致」はリスティングを初めて利用する時によく勘違いされる部分でもあります。

よくある間違いとしては「転職 事務」を部分一致で出稿しているときに「転職」や「事務」単ワードだけの検索も拾ってくる、と考える人がいますが、これはもちろん間違いです。
「部分一致」は「検索してきたワードが出稿しているワードを完全に含んでおり、さらにそれ以上のAND検索がある場合に広告が表示される形式」のことです。
つまり「転職 事務」を部分一致で出稿している場合、「転職 事務 ○○」という検索の時に広告が表示されることになります。
まあ、ここらあたりは基本中の基本ですね。

コンサルタントとして考える時に一番重要なのは「部分一致」でどんな言葉を引っ張ってきているのか?という部分です。
たとえば「転職 事務」という出稿語の時に「転職 事務 ○○」という検索語で広告が表示されるわけですが、このときに一番重要なのは「○○」がいったいどんなワードで、どんな傾向と対策があるのか、という部分になります。

部分一致を使うと費用対効果が悪くなる、という先入観もありますが(ただ、そういう可能性があることは否定しません)、部分一致で出稿するからこそわかるデータがあり、それは実は非常に重要であることが多いのも事実です。つまり部分一致を利用することでユーザーの検索傾向を把握することができ、それは非常に重要なマーケティングデータになりうる、ということがあるのです。

たとえば「分譲 マンション」というワードを部分一致で出稿していると、このワードはいろいろなAND検索を拾ってくることができます。
そのとき拾ってきているAND検索語が「分譲 マンション 地名」という検索で、ある特定のエリアの地名が多くあれば(たとえば東京西北部の地名が異常に多かった、とか)、ユーザーはその地域でのマンションを探す傾向が強い、と考えられる訳です。

このように部分一致は非常に多くのデータを持ってくることができ、きちんと分析できればそれは大きな武器になります。一つきちんと利用してみてはいかがでしょうか?

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