テクノロジーと職人

ニュースソース(これからのリスティング広告プレイヤーはテクノロジーを避けるな。)
ニュースソース2(リスティング広告が属人的であることは果たしていいことなのか?)
というわけで、先日阿部さんと初めて(え、初めてだったのか!)飲んだときの会話の話なんだけど、きちんと書いておきましょう。
#SEM-Cafeの小西さんも一緒に飲んでました
#しかも短パンで
#しかし阿部さんと飲んだのが初めてだとは、われながら信じられん
結局あらゆる仕事ってのは突き詰めると職人に行き着きます。これはリスティングに限らず、すべての業種、職種においてそうだと思ってます。
たとえば工場での生産ラインなんかもほとんど自動化されて、メーカーや工場によっては人の手が尽くされる部分なんてないのかもしれないけれど、アルファロメオ(ここうろ覚え、マセラティだったかな)がボンネットの曲線を作り出すために最終的には職人による手磨きが工程に含まれていたりするし、ある程度大量生産でシステム化された工程で「それでよい」というレベルに達するまでの仕事は、実際のところそれで100%のゴールだとはいえない部分があるってことです。
もちっとわかりやすく書くとだな。サービスや商品として市場に受け入れられるレベルってのがあって、そのレベルはかなりの部分テクノロジーに依存します。競合他社よりも優れたテクノロジーを導入すると大量生産で均一の品質でもって提供する製品やサービスは、競合他社のそれを上回ることがあります。しかしながらテクノロジーってのは所詮テクノロジーであってコモディティになるので、競合他社が同等かそれ以上のテクノロジーを導入することでその優位性は失われるわけです。
しかしながらテクノロジーの土台の上に積み重ねられたノウハウはそう簡単には陳腐化しないし、むしろ付加価値として機能します。
ちょっと古い話で恐縮だけど、1992年のF1でナイジェル・マンセルが爆発的なスピードと安定感でF1のワールドチャンピオンを獲得したとき、彼の乗っていたマシンはFW14Bというハイテクマシンでした。ただライバルであるマクラーレンもベネトンもテクノロジーとしてはほとんど同じものを要していたのですが、マンセルは1991年からFW14Bの土台となるマシンでテクノロジーの検証とそれらを使いこなすのに必要なノウハウを蓄積していたがゆえに圧倒的な勝利を得ることができたわけです。
#ま、Adrian NeweyのAero DynamicsとかルノーV10の圧倒的なトルクとかもあったので、それだけじゃないのだけど
若干話が脱線した。
で、ようやくリスティングのお話。
リスティングの管理運用ってのは最終的には属人的です。もちろんノウハウとかってのは社内なり業界内で共有できる部分は多々あるんだけども、最終的にキーワードを選んだりとか、キャンペーンの構成をどうするのか、ってのは個々の担当者のセンスに依存する部分をゼロにはできないわけです。ってことは必然的にその部分は属人的になるわけだ。
ただ、阿部さんも言うとおり
そして、いち経営者として組織が一定以上の大きさになる為にはどうしても属人的な箇所を限りなく少なくする必要があるということを理解しているつもりです。
企業としてサービスを提供する以上、高いレベルの人と低いレベルの人の格差は埋めていかないといけません。かつできない人のレベルを競合と比較したときに優位であるレベルに上げていく必要性があります。しかもそれは、原則的には感覚ではなく明確な(できれば数値的なレベルで)わかるものでないといけないわけです。
#ま、プロとしての姿勢、とか立ち居振る舞いってのもあるし、それらは数値化できないけどね
そういう意味で、リスティング男子は是非テクノロジーに敏感になってほしい。というのはテクノロジーってのは属人には絶対ならないのです。だってテクノロジーだから。原則誰が使っても一緒。
で、Skillfulなリスティング男子のノウハウや知識はともすると属人的になりがちだけれど、それを多くの人たちに広く知らしめて、明文化・明示化していくことで日本全体のリスティング男子(女子も)のレベルアップにもつながるし、そのノウハウをテクノロジーに置き換えれば、更なる飛躍もできるってもんなのです。
さらにいうとそのテクノロジーが下支えになり、職人的なリスティング男子がさらにモテるように努力しなければならないわけです。
なのでさらにモテたいリスティング男子は、是非Kenshooの導入を検討されたほうがいいと思いますよ!
sembear