今年一年お騒がせしました。来年もまたよろしくお願いいたします。

さて、激動だった2011年もいよいよ師走も半ばを過ぎました。毎年のように言ってますが、あっという間の一年でしたね。
東北関東大震災、原発問題、911からちょうど10年とネガティブな話も多かったですが、sembearとしては、久しぶりのリスティング業界への復帰(実は1年ちょっとブランクがあったのです)とアトリビューションだとかアメリカ行ったりとか、割とアクティブに動けた感じもして、まあ充実はしていたような気がしてます。
で、今年は(まだまだだけど)比較的Blogを頻繁に更新したつもりです。で、なんで今更ながらBlogを復活させたのか、というところを改めて書いておこうかと思います。
元々このBlogは2004年に自分がアイレップにいたころから書いていたBlogでその後オーバーチュアに転職してからもちょくちょくは書いておりました。ただ、オーバーチュアにいると、変な誤解を生じさせそうな気もしていたり、誤解を生じさせないような歯に衣着せまくったような書き方だと、正直自分の言いたいことも言えないこんなの世の中じゃポイズン!って感じになるので、それならいっそのこと書かないでおこうと思っていたわけです。
オーバーチュアをやめた後もあんまり更新の熱意もなかったんだけれど、今年は年初の初詣で、大国魂神社でお参りをしたときにそもそも前に出ると神様に誓ったつもりでいて、そしてその時に名刺代わりにこのBlogがあったほうがいいなと思ったことと、やっぱり前に出て攻める以上は自分の考えをきちんと発表できる場所を自分の手元にも持っておきたいと思ったがゆえに、今年からちゃんと書こうと思いを新たにした次第です。
#まあその割にはくだらないネタが大半を占めていた気もする。
#ってかリスティング男子ネタが業界的に定着している感じもあり、それはそれでよいことだなあと。
来年ももっとちゃんとくだらないことも真面目なことも含めて書いていこうと思っています。
というわけで年の瀬ですので、定番のあいさつを。
Merry Christmas and Happy New Bear!
あ、間違えた
Merry Christmas and Happy New Year!
20111219-warukumasanta2.gif

もはやそれは広告ではない

さてと、一応何もなければ、これが今年の真面目なPostになる予定。(年末のあいさつぐらい書くかもしれないけど)
いや、実はちょっと未来の話でも書いてみようと思いまして。SFの世界といえばSFの世界なんだけれども、まあこういう夢想もたまには大事だと思うんでね。
202X年のある夏の日、sembearとsembearの嫁と思春期に差し掛かったsembearの娘の三人は、猛暑日の中外出を終え自宅に帰ってきました。
ご存知の方も多いと思いますがsembearは酒を飲めません(見た目と反して)、なので冷蔵庫を開けてオールフリー(サントリーのノンアルコールビール、甘くない炭酸は好きなのだ)を取り出しました。それが最後の一本です。sembearはsembearの奥さんに「そろそろ補充しなきゃねえ」といいます。すると奥さんは「大丈夫よ。冷蔵庫の在庫を見るアルゴリズムがノンアルコールビールの在庫をチェックして、残り一本になったら自動的に楽天に発注することになってるから」と答えて、その日の夕方にサントリーのオールフリーが届く段取りになっていました。
娘は勉強のために部屋に入りました(俺の娘がそんな殊勝なことをするように育つとは到底思えないが)、まず取り出すのはタブレット型のPC。製造はDellだけど販売はベネッセです。今までの授業とかテストとか模擬試験のデータが入力されていて、それらから自分の得意教科、苦手強化が自動的に判別できるようになっています。そしてそこには苦手な教科の苦手な分野(数学は得意だけどベクトルは苦手、とかね)の対策の参考書のレビューや1clickで注文できるボタンなどが右下のエリアに表示されています。ここで注文された参考書の売り上げの数パーセントはベネッセが手数料として徴収するビジネスモデルです。
嫁はテレビをつけました。タブレットPCをコントローラーにOn Demandで自分の見たい番組を選択できます。しかも今まで見てきた番組とYouTubeでの閲覧履歴を基に妻が見たい番組が優先的に検索され表示されるアルゴリズムをGoogleが開発していました。そしてGoogleはその仕組みとストリーミングサーバ、そして権利を保有するユニバーサルやFOXなどと契約しPPV(Pay Per View)の商品をすでにリリースしています。そして嫁は見たかったけれど、まだ見てなかった映画を発見してどっぷりと自分の世界に入ってしまいました。
sembearは自室でパソコンをつけました。故郷の宮崎の友人たちの近況をmixiやfacebookで見たりして、秋になって過ごしやすくなったら娘を連れて実家に一旦帰省しようかな、と思い、HootsuiteからTwitterとmixiとfacebookに「そろそろ宮崎に娘を連れて帰ろうか検討なう」とつぶやきます。そうするとそのタイミングでANAとJALのオンライン予約へのリンクがこれまたディスプレイの右下の目立たない場所に表示され、その時一番安い航空券を買うことができるようになっています。ただ、きっとsembearはすでにたまりまくっているマイルを使って帰省するはずなのでさっさとその画面をCloseするでしょう。
そして夕方になり、休日の料理は夫が作るというsembear家の暗黙のルールに従い、sembearは料理を作ります。冷蔵庫の在庫はすべてクラウドに情報が保管されていて、外出した時のiPhoneからスーパーで何を買うべきががわかります。かつそのデータは楽天の購買情報とも連携して、近いうちにどんな食材が届くのかも確認可能です。そしてCookPadのデータもAPI経由で繋いでいるので(多分これは360円/月のサービス、このころには消費税が20%程度まで上がっていると思うのだ)、外出先からどんな料理が作れるのかを確認できます。今日の献立はシイラのムニエルと玉ねぎとグレープフルーツのサラダ、そしてチーズ入りのオムレツです。
夕食を終え、娘はWii5(今のWiiの発展版モデル)のスイッチをつけ、スーパーウルトラグレートデリシャスワンダフルマリオ2で遊びます。このゲームもWii Wareから過去のプレイ履歴を基におすすめされて、500円で購入しました。さらにゲーム内ではシマジロウを仲間にしてクッパと対戦します。
その横でsembearはWBSをワンセグで見ながら、ビジネスニュースをチェックしています。閲覧履歴を基に、過去に見逃したニュースも含めてザッピングをしつつ、娘の成長を見守っています。
さて、ここに書いた夢想ですが、もうほとんどすべてが技術的に可能です。さらに言うと太字でハイライトした部分は少なくとも今の検索連動型広告や行動ターゲティング、オーディエンスターゲティングなどの広告技術をベースにしたサービスになります。
2011年、インターネット広告業界はビッグデータだとかアトリビューションだとかでグッと進化したように思っています。ただ、それは目先の広告だけでなく、上に書いたような未来を実現するようなサービスへと進化していくだろうし、進化させていかないといけないなあと考えています。
自分の目先の仕事の10年先とかを考えると、また別のモチベーションが上がったりするというお話でした。