ウェブページの表示速度に関する考察

ニュースソース
Twitter経由で仕入れた情報だけれど、あまりに的確かつ平易に書かれていてわかりやすいので、今後とも忘れないようにこちらに転載。
特に重要な点として。。。
Google:0.5秒遅くなると、検索数が20%減少する
うん、怖いですね、メインの事業ですからね。
Amazon:0.1秒遅くなると、売り上げが1%減少する
怖いですね、たった0.1秒遅くなることで数十億、数百億ぐらいの影響になってくるということです。このようにパフォーマンスが低下すれば収益に直に影響してくるといったケースが考えられます。だけども、うちはAmazonみたいに大きくないから考えすぎだよとおっしゃりたいかもしれません。
Aberdeen Groupというリサーチ会社が出したレポートによると、一般的に表示スピードが1秒遅くなると、PVは11%、CVは7%、顧客満足度は16%ダウンするといったことが報告されています。こういった数値を知っていればパフォーマンス対策をするための目標を決めやすいのではないでしょうか。

反応時間の3つの重要限界
* 心理的・感情的な違和感を感じないのは0.1秒まで
* 思考の流れが妨げられないのは1秒まで
* 注意力を維持できる限界の時間は10秒まで

この部分とか。広告配信だけじゃなくて広告主のサイト改善とかアクセス解析のJSタグなんかも当然考えないといけないよね。
Twitterを使うことでこういう情報も手に入ってくるってのは便利だね。

ヤフーが目指す今後の検索–結果の表示方法は差別化要因となり得るか

ニュースソース(CNET Japan)
久々に更新。Twitterでいつか書こうってメモを残しておいてよかったなあ。
Yahoo社内の一部の人々は、同社が検索市場に見切りをつけようとしているという話に若干困惑しているようだ。
まあね、俺が社内に残っていても困惑していたとは思うよ。
Yahooのバイスプレジデント兼検索マーケティング担当ジェネラルマネージャーDavid Pann氏は
おーDavid Pann。よくMTGしたなあ。こいつの顔これに出てる俳優さんにそっくりなんだよね(w。
というわけで本題
わたしがいつも受ける質問の1つは『Yahooはまだ検索に関心を持っているのか』だ。『もちろんだ』というのがその答えだ」
ふむ。かなり予想外の切り替えし。実際今回のMSとのDealでYahoo!は検索をやめた、と考える人のほうが圧倒的多数でしょう。
次のパラグラフ、ちょっと長いけど結構大事なポイントなので丸ごと引用。
問題は、Pann氏が語っていることが、検索(ウェブを巡回し、結果にインデックスを付け、クエリに対してデータを照合する事業)というよりむしろ、検索結果の表示方法だということだ。検索結果の表示とは、検索クエリによって生成されたデータを、役に立つような方法で巧みに並べ替える事業である。YahooがMicrosoftと交わした契約では(これが規制当局の審査を通過すると仮定して)、MicrosoftがYahooのウェブページにおける独占的な検索結果プロバイダーとなるが、その検索結果の表示方法をコントロールする権利はYahooが保持する。
つまり、だ。おいしい料理を作るためには最高の食材よりも調理法のほうが重要だって言う論理に近いね、いや、遠いか?
ともかく
検索エンジンって基本的にはどこでもやってることは一緒。ウェブサイトを収集して基本的には検索キーワードという引き金によって各エンジンごとに適合性が高いと思われる結果を返す。
ディレクトリ型とロボット型の違いってウェブサイトを収集するのが人力か、手作業かの違いでしかない。
んで、だ。ロボット型検索エンジンの大変なところって維持するのに結構なコストがかかることなんですよ。
クローラーとかIndexerももちろん、膨大な検索クエリをさばくためのバックエンドのインフラとか分散システムとか、とにかく金がかかる。
そう考えると特に前半部の部分は意味が深くなる。
問題は、Pann氏が語っていることが、検索(ウェブを巡回し、結果にインデックスを付け、クエリに対してデータを照合する事業)というよりむしろ、検索結果の表示方法だということだ。
ここんところね。
要は外からは見えないけれどお金がかかる部分からは手を引いて、外から見えるところに集中しよう、ということだね。
まあ、現実的にどこからどこまでやるのかっていう議論はあるんだと思うけど、この考え方には一定の説得力はあると思う。
んで記事は次のページに続き
この10年間で、ウェブページを巡回し、インデックスを作成し、ユーザーに表示する方法には革命がもたらされたという。Googleが明らかな勝者となった革命だ。
まさしくそうだね。
いやね、実はウェブページを巡回してインデックスを作成する部分って言うのは、もはや個人的には実はGoogleもYSTもBingもそうそう明確な差があるとは思ってないんですよ。
それは技術という意味ではなくビジネスという意味で。
最初に勝利したGoogleが先行者という意味で継続的に勝利しているけれど、技術基盤とか分散システムとか、そういう視点から見ると実は各社大差ない。
#実際検索エンジンのシステム面って、クエリ量が増えれば増えるほどそれを維持するクエリあたりのコストは基本的に低減して、
#それとは逆に検索連動型広告の売り上げは増えるので、先行者メリットで一度シェアをとると、基本的には勝ち続けられるのかも、と思ったり。
問題はどうやってユーザーが満足するSearch Experienceを提供できるかってことなんだよね。
それに対する見解が
しかし同氏は、これからの10年間は、検索はユーザーの意図を推測し、検索結果の提示方法を改善することに重点が置かれるようになると主張する。「現在差別化をもたらしているのは、現実の使用だ。人々がクエリをどのように入力するか」、そして、そのクエリを入力した際に本当は何を意味しているのかだ、と同氏は言う。
一理はあると思う。
Personalizationという切り口で読んでもいいけれど、もっと根源的な部分で考えたいね。
もはやさ、Click and Mortarじゃないけど、ネットで生活情報を探すなんてレアでもなんでもないんだよ。
現実社会の中で検索がどう使われて、どういう検索のあり方が寄り人々を幸せにするのか、ってことを模索はしないといけないと思うんだよね。
さらに言えばインターネットそのものも変化してると思うんですよ。古くからネットを使っている人であれば容易に想像がつくと思うけど、10年まえの1999年当時、BlogとかRSSとかAPIとかTwitterとかSNSとかYoutubeとかFlickrとか、想像できたかってことなんだよね。
この10年でインターネットってすごく進化したと思うんですよ。うちの親父がデジカメで写真を撮って、それをねたにBlogをかいたりできる世の中になっちゃったわけですよ。
そういう意味でやっぱり検索エンジンのあり方も変わらないといけないと思うし、バックエンドの部分だけじゃなくてフロントエンドの見せ方とかデザインとかも重要な要素ではあると思います。
が、大きな問題はそこにはあるんだなあ。
問題は後ほど述べるとして、先にDanny Sullivanのコメント。
Sullivan氏は2006年の「Why Search Sucks & You Won’t Fix It The Way You Think」と題した記事で、ウェブ検索の歴史の中で行われてきたさまざまな試みのスクリーンショットをまとめ、ウェブユーザーには「クエリを入力して、検索ボタンをクリックし、一覧を生成する」という単純なやり方が非常に深く根付いているため、この使用パターンに手を加えようとする試みは失敗に終わることを示した。同氏は先週、3年たった今もあまり変わっていないと語った。
えっとですね、現状で検索エンジンって検索連動型広告の登場で、完全にお金を生むマシーンになっちゃったんですよね。それはYahoo!もGoogleももちろんBingも。
まだYahoo!とかMSは検索連動型広告以外にも収益源はあるからその両社に限っては重要な領域、ってだけだけど、Googleは完全にAdWordsに依存しているので、AdWordsの売り上げは会社の生命線なんだと思うんです。
んで検索連動型広告って
「クエリを入力して、検索ボタンをクリックし、一覧を生成する」という単純なやり方が非常に深く根付いている
ここのユーザー行動に大変深く根ざしているんですよ。だってさ、そういう広告だもん。検索キーワードという広告を引き当てるキーを受けてから広告の一覧を返す。
つまりインターネットが進化して、人々の生活モデルが現在進行形で変化しているのにもかかわらず、検索エンジン自体は、その収益源が検索連動型広告に依存しているがゆえに、検索エンジンそのもののイノベーションにチャレンジできないというこのジレンマ。
もっとはっきり言ってしまえば検索エンジンに新たなイノベーションを起こそうと思うと、AdWordsとかOvertureとかのビジネスモデルが使えなくなりかねないんですよ。
だからGoogleも劇的な検索のイノベーションとか、そもそもユーザーの検索行動を変えてしまうようなチャレンジってできないんだと思うし。
検索エンジンに新しいチャレンジを起こしたい、って気持ちと、でもお金は大事だよ、って思う気持ち、やっぱりイノベーションと呼ばれることを実現しようと思ったら一回は利益度外視でモノを考えないといけないのかねえ、とか思ったりします。