転職します

というわけで昨日のPostでも書きましたが、転職します。
Yahoo!/Overtureをやめてから今の会社で1年ぐらい働きましたが、
退職の理由などはここでは書きません。
正直言って残念だったりもするけれど、まあ仕方がないこともあるんだと思います。
#別に首を切られたわけではないよ。念のため。
さて、次の会社ですが例のごとく社名はまだ書きませんが、
Y!でもGでもMでもありません。
ただ日本で検索に絡んでいて、広告/Monetizeにも絡んでいて、
ある程度影響力がある会社です。
まあ、これでわかりますね。あ、Repとかじゃないです。
1年ほどSEMのメインストリームから離れて、正直勘が鈍っている部分もあるけれど、
再開したこのBlogの更新とか、ここ数ヶ月いろんな人と話をしたりして、
やっと前線で戦えるだけの体力と知力は復活したかなと思ってます。
次の会社の勤務は来週からスタートなので、また更新が滞ると思いますが、
ぼちぼちやっていきます。

日本のヤフーも「Bing」採用へ 米Yahoo!とMSの検索提携で

ニュースソース(ITmedia)
おい、こらちょとまてよ。これはいくらなんでも踏み込みすぎだろう。
「Yahoo!JAPAN」の検索エンジンも「Bing」に――米Yahoo!が米Microsoft(MS)と提携し、MSが開発したBingの検索エンジンを採用すると発表したことを受け、ヤフーは7月30日、「Yahoo!JAPANの検索エンジンにもBingを採用する可能性が高い」とコメントした。検索連動広告についても、MSのプラットフォーム採用を検討する。
いや、そりゃ検討するとは思うけど、採用する可能性が高いってことまで言っちゃうかね。
完全に個人的な感想だけど、Yahoo!の広報担当者のニュアンスがそこまで強いとは思えないなあ。
とはいっても業界人なら、発表はともかくどうせ結論はそうなるよね、って言う風に思うだろうな。
かく言う俺もそのひとりだし。

MicrosoftとYahoo!が提携発表 Yahoo!がBing採用

ニュースソース(ITmedia)
さて、書きましょうか。
Yahoo!は両社の広告主のリレーション営業を行う。検索広告の入札システムとしては、両社ともMicrosoftのAdCenterプラットフォームを利用する
いきなり重要ポイントだけど。つまりPanamaは(基本的には)つかわないってことだね。これでアメリカにいる俺の元同僚(友人)達はどうなるんだろうか、という心配もあるわけだ。
Yahoo!の直営および関連サイトで発生したトラフィックに関して、両社は売り上げを分け合う。またMicrosoftはYahoo!にトラフィック獲得コスト(TAC)を支払う。最初の5年間は、Yahoo!傘下のサイトで発生した売上高の88%を支払う。さらにMicrosoftはYahoo!傘下のサイトの検索1件当たり売上高を各国で最初の18カ月間保証する。
88%!すさまじいな。ただその反面MSにとってY!の検索連動を取れたという事実は非常に大きい。
というのは、現在MS(Bing)の検索シェアなんてせいぜい5~10%程度。そんなシェアの検索エンジンの検索連動型広告を利用したい!という広告主なんてそんなにいない。しかし1位から強烈に話されているとはいえY!incのシェアは第二位で約20%。そうなるとMSとY!であわせて約30%となるので、AdCenterを使う広告主の数は一気に増えると思われます。
検索連動型広告を成功させる肝として、クリック率とカバレッジ(総検索回数に対して検索連動型広告が表示された割合)、そしてDepthといわれるひとつのキーワードの下に何社の広告主が入札しているのかという指標、さらに皆さんご存知のPPC(入札単価)がありますが、今回の提携でAdCenterにおけるそれらの指標は劇的に改善するでしょう。つまり
広告主が増える>Depthが増える>入札競争が増える>入札されるキーワードも増える>カバレッジが上がる>広告の数が増える>結果として適合性が上がる
という非常にPositiveな展開です。ピラミッドは底辺が広がれば広がるほど高くなる、ってことだな。
そういう意味で仮にY!に88%のレベニューシェアをもっていかれてもMS Bing上でも同じ効果があるわけで、MS Bing自身の売り上げも上がるわけだ。
またMicrosoftはYahoo!の検索技術の10年間の独占ライセンスを取得する。これにより、Yahoo!の検索技術をMicrosoftのWeb検索プラットフォームに統合できるようになる。
これも興味津々。細かい内容が分からないのでなんともいえないけれど。
検索技術の独占ライセンスを取得する、ってことは、まあYSTに限定してるんだよな。それともYSMの技術とかパテントも含むのかな?
ただ気になるところとしては
この10年契約の下、Yahoo!はMicrosoftのBing検索エンジンを採用し、Yahoo!サイトの検索アルゴリズムおよび検索広告プラットフォームとする。ディスプレイ広告などでは、引き続き自社の技術とデータを利用する。
つまりこれでディスプレイ広告と検索連動型広告のプラットフォームが分裂したことで、その両者の広告手法のシームレスな連携であるとか広告の相乗効果の証明などについては一歩後退を余儀なくされる、という事実でしょうね。
その部分に関しては非常に残念。
さて、この提携のインパクト、日本においてはどうなのでしょうか?
まずはYahoo! Japanの立ち居地ですよね。今回の話が(ただしイケメンに限る)、あ間違えた、(ただし日本は除く)っていう契約であれば当面問題はないと思うけれど、何かしら徐々に影響を受けるだろうなあとは思います。
それはもちろんYSTとYSM(Overture)の部分ですね。
アメリカにおいてはY!+MSという組み合わせはある意味でそれ以外にGoogleに対抗できる選択肢がなかった両者の組み合わせでしかないのですが、日本ではみなさんもYahoo! Japanひとり勝ちの状況が続いている状態です。
そういう意味でYahoo! Japanにはシェアと余裕(金銭的にも時間的にも)があるというのが事実なので、まずは静観というのが正しい見方でしょう。
ただYahoo! Japanは、その気になれば技術的に独り立ちできるだけの人、物両面のリソースとお金をもっているのは事実です。つまり検索技術、検索連動型広告プラットフォームを完全にアメリカから切り離して独立路線をとることもできるでしょうし、Y!incに遅れながらも追従することも可能だし、両方のオプションをブレンドすることも可能でしょう。
ただどのオプションをとるにせよ、メリット・デメリットがあることは事実だけど。今回万人がハッピーな解はないと思う。
PS
明日またポストしますけど、実はまた転職します。っていうか転職を余儀なくされました。
とは言いつつ会社都合ではなくて自己都合ですけど。
今回の一件とは関係ない部分での転職ですが、一度離れたつもりのSEMのメインストリームに、
なんだかんだで戻ってくることになりそうです。
どこの会社に行くのかは気が向いたらここで書きますが
http://www.sembear.com/item/468
ただユーザーの行動パターンから考えて、適切なクリエイティブ、単価、ランディングページなんかがこの3種の広告手法で同じなわけがない、というのもある意味正しいわけで、そういう広告商品設計をやってみたいなあ、というのはあるよね。
ここら辺をやっておこうかと思います。でも俗に言われる2強ではないです。っていうか2強じゃこれはできないよね。
2強以外でこういうことができる会社、ってことは勘がいい人は分かりますね、そこです。

マイクロソフトと米ヤフー、24時間以内に提携に合意か?–米報道

ニュースソース1(CNET Japan)
ニュースソース2(advertising age.com)
うおおおおおおおお。
魚おおおおおおおお。
すごいニュースだなー。これ。
なんか色々コメントしたいのだけれど、まずは速報まで。
ただ
Ad Ageによると、今回の話し合いの後半では、Yahooが数億ドル相当の前払い金と、今回の提携を通じ数十億ドルに上るだろう売上保証を要求したことに Microsoftが難色を示し、交渉の障害となったという。しかし、幹部らはこの問題に折り合いをつけ、合意に向けて仕上げに入っているようである。
これはすなわちY!SM(旧Overture)をつかわなくなる、ということを示唆しているような気もするね。
だとするとPanamaはどうなるんだろうか??とか思ったり。
もしPanamaのdecommissionって話になった場合、日本において一番影響を受けるのはいわずと知れたYahoo! Japanと代理店だろうなあ。
広告主的には予算を移せばそれで済む話だろうけどね。。。