マイクロソフト、新検索エンジン「Bing」を発表

ニュースソース(CNET Japan)
さて、いよいよその姿を現し始めた、Microsoftの新しい検索サービスBingですが、公式に発表があったみたいですね。
んでニュースを見る前に、是非Bing.comに訪問して”Find out more”をクリックしてください。んでまたニュースを見返してみましょう。
さて、Find out moreをクリックしたあとの映像、まあ仮にこれが本当にbingの姿だとしたら、という話だけど、Universal Searchの流れを究極的に推し進めたコンセプトのように見えます。というのは
Microsoftは、Bingに関して、検索エンジンというよりは、「意思決定エンジン」であると評しており、Bingには、ショッピング、旅行、ヘルスケア、ローカル情報などの、事前に登録された検索カテゴリや、「Virtual Earth」マッピングシステムの完全版、リアルタイムのフライト情報、5日先までの天気予報、企業のコンタクト情報といったデータとの統合も図られていることを明らかにした。
というMicrosoftからの見解とも完全に合致しますね。インターネットの情報を元に人々が意思を決定するようになってきた現在において、このアプローチは愚直なまでに正統派だともいえます。
ひところYahoo! JapanもLife Engineという言葉を使っていたけれど、Searchの先にあるもの(というかSearchの源泉になりうるもの、というのが正しいか)というのは情報を求める欲求であり、
つまり情報を求める理由はインターネットの中にとどまらない、普通の生活の中にこそ存在しているわけで、そういう意味でこの意図は、本当に愚直なまでに正統派。
突飛な発想みたいなものを感じないという意味では、ある意味がっかりしたけれど、ある意味敬服します。
ところで
同社は、現在提供中の「Live Search」サービスに代わるグローバル版のBingを、直ちにリリースする予定を明らかにしている。Bingのグローバル版のサービスインは、全世界で6月3日までに完了し、その後に各地域でローカル版がリリースされる計画が立てられている。
この手の検索って、実はLocalizationが結構面倒くさい。Mapまでは何とかなったとしてもホテル情報とかヘルスケア見たいな情報をマイクロソフトが日本で内製するとは思えないので、どこかのパートナーと提携しないといけないと思いますが、そこらへんの手続きとかつなぎこみとか、今までの検索エンジンがある意味で単純にダブルバイトに対応すればいい、っていうのとはわけが違うと思います。
そういう意味で日本ですぐにLaunchされるのか、ちょっと気になる。すでに動いていて準備していたのか、それとももっとレベルの高いなにか別のアルゴリズムでやっているのか。そこらへんがポイントでしょうね。
Microsoftは、プレスリリースの中で、新サービスには「検索内容の実体をつかみ、その内容の幅を広げたり、検索クエリの意図するものの把握、ドキュメントの要約技術などが含まれるほか、関連する情報を活用した、直感的な意思決定ツールを提供する検索クエリへダイナミックに適応して、新たなユーザーエクスペリエンスモデルを創造する、さまざまな要素がカバーされたコアな検索分野」における改良点が数多く含まれていると語った。
うーん、本当に愚直な、まっすぐなアプローチ。
こういうところを突き詰めようとすると、かなりのコスト、リソースがかかるはず。そういう意味で今回のBingの開発とリリースは膨大なお金とリソースをもっていたMicrosoftだからできた人海戦術、ってこともいえるんだろうな。
ちょっと悪い言い方だけど、BtoBの開発論をBtoCサービスに徹底してつぎ込んだ、って感じかな。
まあ本当にFind Out Moreを見た印象からしか語っていないので、実際はまったく違うかもしれないけれど。
GartnerのアナリストであるAllen Weiner氏は、ZDNet UKに対して、「Bingは、これまでMicrosoftが検索分野に傾けてきた努力を、多くの面で向上させる進歩となる。以前よりも良いサービスに思えるし、明確な定義がなされた製品である。Live Searchは、混乱を引き起こした。いまやMicrosoftは、より目標を明快に定めた、マーケティングにも適したパッケージの創造に成功したのである」と述べた。
うん。そういうことでしょうね。Live SearchはGoogleのできの悪いFollowerという位置づけだったけど、今回のBingはサービスに明確な意思を感じます。こういうサービスはいい。まあ受け入れられるかは別だけど。
さらに、Weiner氏は「すでにGoogleが成し遂げているように、Microsoftは、Bingが動詞のような存在になることを望んでいる。すでに同社は、10のリンクを紹介するコンセプトの上を行く、カギとなる分野を複数明示している。とはいえ、たとえ当初のマーケティングキャンペーンが成功を収めたとしても、Bingは、対抗する他のサービスを上回るものとなるであろうか?1度だけBingを試しに使ってみるのは、いつもBingを使い続けるようになることとは、大いに異なっている。すべての検索にBingを利用することまでは望めなくとも、いくらかBingの利用が進むことこそ、目指されている点である」と語っている。
正直使われないとわかりませんが、個人的にはLive Searchのときよりもワクワクするのは間違いないですね。
ただ、本当に日本にLaunchできるのかなあ?

サイバーエージェント、検索連動型広告 通販サイトの商品在庫と連動

ニュースソース(IT Plus)
異論、反論もあるでしょうけれど、検索連動型広告ってのは本質的には広告ではなくて検索エンジンなんだと思っています。
Relevancyという概念は非常に恣意的で、例えば何かほしいものが明確にあって、明確に買おうと思っている場合、アルゴサーチにどんなに詳細な商品レビューが載っていたとしても、やはりそれは「ユーザーが求めているものそのものじゃない」という意味でRelevancyが低いといえるんだと思います。逆にそういう場合は、検索連動型広告の方が、求めているものを的確に出せているだろう、と。
VirticalのShopping Searchが苦戦しているのも、ここに原因のひとつがあると思うんです。Google Product Search(Froogle、っていう方がピンと来る)とかYahoo!商品検索とかの役割と検索連動型広告の役割って、ある意味かぶるんじゃないかと。
そういう観点から見るとこのニュースにはより深みが出ると思っています。
在庫に合わせて広告文を自動で作成して出稿するため、これまで手が回らなかった商品の広告を手軽に出せる。在庫がなくなった商品の広告については掲載を停止する機能を加え、品切れ後に広告を出稿してしまう無駄も減らす。
これこそShopping Searchの肝でしょう。現在入手可能なあらゆる商品を在庫量と連動した適切な情報とともに検索ユーザーに提供する。
結局広告主の費用対効果が高まることは検索ユーザーの満足度の向上とも密接に関連しているんだと思います。

SearchWiki に見る検索エンジンの未来

ニュースソース(Intetnet.com)
以前このサイトでもPostした記事の深い分析ですね。
#最近渡辺御大の記事引用多いなあ。
いきなり後半部の抜粋ですが。
このように、ユーザーのフィードバックを取り込んで検索結果を便利なものにしていくという、検索市場のマクロの流れを理解したうえでサーチウィキという1つのプロダクト見ると、また違った見え方ができるのではないだろうか。
こうしたフィードバックのユーザー活動データを集計することで、自然検索や検索広告(アドワーズ)の品質や関連性を改善する新たなシグナルが見つかる可能性がある。実際、米国ではサーチウィキの仕組みをアドワーズ広告で実施する試験が行われている。単純に広告の表示・非表示ということではなく、 Interest Based Advertising のようなターゲティングに活用する可能性もあるだろう。

ここ大事ですね。Google AdWordsにせよY!SM Panamaにせよ「広告の品質」という概念でもってある種の広告の選別を行っているわけですが、SearchWikiのコンセプトはさらにその品質を各エンドユーザーごとに最適化することを可能にします。
収益性にもポジティブな影響があるでしょうね。
ただ個人的には、実は検索するときってあえてこういうフィルターをはずしたいときの方が多いんですよね。
自分がまったく無知で未知な領域の情報を検索するときに、変にPersonalizeされるとこまるというか。
本当に極端な例だけど、例えば
具体的には、次のような利用シーンが考えられる。Google で「ショコラ」と検索すると、1位に日本テレビ「ショコラ/サタデーバリューフィーバー」公式サイトが、2位に女性シンガー・Chocolat の公式サイトが表示される(2009年5月8日13時時点)。
この状況で、ふと別のショコラを検索したい場合、Personalizeされていて逆に見つけにくいという感じですね。
例えば嫁の誕生日にDVDのショコラを検索した場合、とかね。
まあログアウトすればそれはそれでいいんだけど、自分のバイアスがかかっていないプレーンな検索結果だからこそ意味がある、ってことも結構あるんだなと、最近思いました。