近藤社長「未熟だったと思う」 はてなが目指す“脱IT系”

ニュースソース(itmedia)
直接的にSEMじゃないけどなかなか示唆に富んだ記事。
「エンジニア主導で作ると、動いたところで満足してしまう。『ちゃんと動いているから、あとは使う人が分かってくれるだろう』と、考えをストップするところがあった。本当は、動いたものを説明して分かってもらい、使ってもらうところまで来てやっと完成なのに」
技術的にすばらしいことが、必ずしもビジネスやサービスとしてすばらしいわけではないのです。
個人的におもうのはね、一人で(ないしはごくごく少人数で)物を作るって事自体は、大変だけど難しくはないんですよ。
大変って言うのは単純に人数が少ないゆえに意思の疎通が簡単だから、時間さえかければ物はできるんです。
基本的にね。
今必要なのは、開発者の個人プレーではなく、ある程度の規模のものを組織的に作っていける体制だ。社内には新たに、「マーケティングチーム」を設置。「作るだけでなく『どう広めるか』を考える人たちが、初めて生まれた」
ところが組織的に物を作ろうとすると、連携ってのが絶対出てくるわけです。んで、ものづくりのプロセスにおける連携って、すごく難しい。
人間である以上言葉でコミュニケーションするんですが、ある個人におけるボキャブラリーが別の個人におけるボキャブラリーと「意図」のレベルまで同一であるケースの方が多分少ない。
これはエンジニア同士、営業同士、同じ職種の人間同士ですら難しいことだと思うし、これが別の部署の人間になれば、その難易度は指数関数的に上昇するわけだ。
ちょっと話はそれるけど、、開発ってコードを書くことだけ、って思われちゃうかもしれないけれど、個人的にはそういう感覚ではないんですよ。
まずお金と人を集めて、んで開発して、広報して、トレーニングして、実際に営業して、販売してって言うプロセスを含めて「サービス」を開発しないといけないわけです。
物を開発するだけのエンジニアリング、開発されたものを売るだけの営業、こんな体制でいい「サービス」が生まれるわけないじゃない。
なので、そういう意味での「開発」を調整するPM(Product/Project Manager)ってのが必要になるんでしょうよ。進捗管理だけじゃなく、チームを有機的に機能させる人間が。
個人的に思うのは、有機的なチームプレーによる開発の第一歩ってのがあって、PMというか、そのチーム内での親方がVisionというか哲学というか、今回俺たちが作るものはこういうものなんだ!っていう意識をチームみんなに浸透させることが第一歩で、なおかつ一番大事。
これが浸透できていれば、開発プロセスの8割はできたも同じ。逆にそれができないと、チームはがたがたになっちゃう。
さらにそのVisionっていうのは基本的にきれいごとなんです。
だって今からやるぞ、ってときに理想がなくて、はじめからきれいじゃないこと言ったってモチベーション上がらないよ。
あ、これってこの程度のプロジェクトなんだ、ってメンバーが思っちゃったらだめなんだよね。やっぱり魂がこもってないと。
いや実際にできたものが理想と同じではないですよ、もちろん。でも最初にその理想がないと、広報も営業活動もうまく行かない
んで
「もうかるかどうかではなく面白いかどうかが基準になる。ビジネスモデルや売り方ではなく最後はものづくり側の論理で動く会社」
なんで「面白く儲かる」ってのを基準にしないんだろ?儲かることと面白いことは、別に矛盾する概念じゃないと思うけど。

SEOの方法はそんなにコロコロ変わるのか?

ニュースソース(CNET Japan)
くぅー、いい記事だ。いいコラムだ。こういうの大好きだ。
色々引用したいんだけど、引用したい文がたくさんありすぎるので、一番心に響いた1文だけ。
そしてこれはSEO業者ではなく自身でなければできないことでもあり、そこにリアルの世界の自分の実力が現れるのである。
ここだよ、ここ。ここんとこ大事ですよ。

米ヤフーの新CEO、検索事業の売却に反対

ニュースソース(CNET Japan)
ちょっと前のニュースですが。。。
個人的にはSueが新しいCEOになるんだと思っていたので、この人事自体がやや驚きだったんだけどね。
Yahooの最高経営責任者(CEO)に就任したCarol Bartz氏は従業員に対し、自分の最初の印象では、検索事業は維持したほうが良いと思うと語ったという。Reutersが匿名の情報筋からの情報として報じている。Bartz氏は同時に、この問題についてより詳細に調べる必要があるとも述べたという。
まあ、当然だろうなあ。
Microsoftに売却したところで何のメリットがYahoo!にあるんだい。
まあ、短期的なキャッシュフローとかは確かにあるけどさ。
むかしSue DeckerがYahoo!は検索エンジンじゃないのだ!って発言したことがあって、
それがともするとY!incにおける検索事業の逆風になった感じもしなくもないけれど、
そういう意味でも結構まっとうな発言だと思う。
こんどincの連中にIMで新しいCEOの実際の評判を聞いてみよう。
内容によってはちょっとこのBlogで書いてみようと思います。

グーグル日本新社長2009年の抱負–日本政府の理解、ブランディング広告

ニュースソース(CNET Japan)
なんかなー、ちょっと消化不良。
このフェイズにおきましては日本法人も含めて現地法人がでしゃばるということよりも、現地法人はどちらかというとトランスペアレント(透明)な存在として、あくまでも米国のGoogleという形を意識したコミュニケーションをとってきました。
なんかこの言葉に、外資系現地法人の悲哀を感じるのは俺だけかね(笑。
個人的にはそのトランスペアレント感にいらついていた部分はあるよなあ。
具体的には、現地法人がきちっと現地マーケット、あるいは現地インダストリーにおける責務を果たしていくことです。Googleのグローバライゼーション フェーズ1の間に、それぞれの地域のビジネスも非常に大きくなってきています。
まあ結局どんなビジネスでも現地の文化・風土に合わせて展開されていくべきだろうし、そういう意味でもこの展開には気体をしています。
ただねえ、この次のパラグラフ
米国がオバマ政権に移行いたしましたが、そういう流れの中においても日本におけるGoogleの意味というものを、国益につながるのであれば日本政府にきちっと理解していただくような努力も改めて必要だと思っています。
なんか唐突だよね、この文意。
CNETのほうである程度編集したんだろうけど、すごい不意を撃たれた文意だよなあ。日本でもUSのGoogleみたいに政府に働きかけるロビー活動を行う、ってことかな?
いわゆる広告用語の「AISAS」(Attention:注目 → Interest:関心 → Search:検索 → Action:行動 → Share:共有)というキーワードで言いますと、Searchに関しては検索連動型広告でGoogleは非常にうまくいっています。
うーん、AISASにおけるSearchの位置づけってところで、ちょっとちがうだろー、って感じ。
結局AISASのあらゆるフェーズにSearchは存在してると思うんだけど。
今年はいよいよ本来のブランディングである、このAISASでいうAとIのところについてもGoogleとして新しい可能性として追求していくでしょう。特にYouTubeに関しては、AISASのAとIの部分に力を発揮する媒体に育ってきていると思いますので、広告ビジネスという観点からも今年は注力していきたいと思います。
最近思うのは、特にインターネット広告においてブランディングと費用対効果重視って言うものを切り分けて考えるのって、どうなんだろうか、と。
結局ブランド力のある企業のコンバージョン率はブランド力の低い企業のそれよりも高いわけで、そういう意味でSearchがAttentionとInterestに貢献できる部分もあるわけだし、逆にディスプレイ方広告でもActionに貢献できる部分ってあるわけで。
肝なのはGoogleなりYahoo!なりといった広告同士の相関関係をどう視覚化するか、かなあと思ったりしてます。
論点がずれました。
それからモバイルの世界は先程、去年も急成長したというご報告をしましたが、これからも継続的に大きな成長が見込める領域でございます。この分野で私どもは、「Android」というプラットフォームにすでにフォーカスして更新してきております。そういう意味ではAndroidの国内における可能性という意味でも、モバイルの世界は今年も広げて取り組んでいく年になるだろうと思っております。
まあ、Androidに限らずモバイル広告の進化っていうのは注目点ですね。
しかしいまいちこの記事、もうちょっと切り込んでほしかったなあ。
まあGoogleの説明会での発言をテキストに書き起こしたもので、実際のインタビューじゃないからこんな感じなんだろうけれど。

オーバーチュアとヤフー、携帯電話向けに興味連動型広告「インタレストマッチ」を開始

ニュースソース(CNET Japan)
この記事だけではあまりコメントもできないし、まったく部外者でもないので、とりあえずニュースクリッピングまで。
最近俺が見るインタレストマッチにはほとんど不動産しか出ません。そりゃ家探してるからね。ばっちりBT。

オーバーチュア、スポンサードサーチなどのAPI情報を日本語で一般公開

ニュースソース(CNET Japan)
<–!
おー、お疲れ様!>gk
–>
オーバーチュアではこれまで、APIに関する技術情報を、テクノロジーソリューションパートナー向けに個別に提供していた。今回のポータルサイトは、これを一般公開するものだ。
いいながれだね。やっぱりイノベーションってのはオープンな環境でないと生まれてこないんですよ。
一種の偶発的なEncounterが巻き起こす9割の失敗と1割の成功、これこそインターネットの醍醐味。
ちょっと論点がずれたね。
ともかく、これでOvertureの各広告商品のAPIが広範に公開されて、効果測定ツールであるとかアカウント管理ツールなど、より自動化・複雑化・高度化が進んでいってSEMのサービスレベルをより高めていくことを期待しています。
ただツールが高度化するだけじゃなくて、それがコモディティ化していって、最終的には人のノウハウ、付加価値を与えられるように市場を活性化させていかないといけない。そこが常にチャレンジングな部分ではありますけども。
オーバーチュアテクノロジーソリューションポータル

「テクノロジー優先の他社に対し、Baiduはユーザーサービスを優先」Baidu(百度)井上社長

ニュースソース(Enterprise Watch)
やべえ、結局おんなじこと考えてる。。。
前職で少なからず話をしたことはあるけれど、覚えてるかな?俺のこと。
#ミッドタウンのトイレでエッセンシャル・サーチエンジンを更新してください、とお願いしたことがあるんだけど(笑
Baiduにきた理由ですか、理由はいくつかあるんでしょうけど…、なんでしょうね(笑)。
 うーん、やはり一番大きな理由は、検索にもっとフォーカスしたいということだったんでしょう。小川さんも知っている通り、自分のキャリアを考えると検索が中心じゃないですか。それを軸に据えたい。検索を軸に回っている会社に進みたい、と考えていたのが大きいですね。

そうですねー。わかりますねー。その気持ち。
どうやって使ってもらうかが考えどころですよね。GoogleやYahoo!の領域、つまりWebサーチから挑戦したのではだめだろうと思っています。最終的にはそこでの勝負ですけど、まずは周辺の、例えばイメージ、ビデオなどのエンタメ系のサーチで戦うべきでしょう。楽しく使えるもの、Google以外の新規参入の検索エンジンに対して心理的な抵抗がない人たちを取り込めると思いますし。
Webサーチ自体の発展もそうなんだけど、インターネットがよりRichになっているのに検索エンジンはRichにならなくていいのか?という自分の以前のPostとかぶります。
最終的にはWebサーチの勝負というよりも、画像や動画など他のメディアタイプも含めたBlended Searchでの勝負でしょうね。
動画サイトは、YouTube、ニコ動など、いろんなところにコンテンツが分散しています。横ぐしでもってこれるかというと、けっこう難しいですよね?
うわー、ここだよ、ここ。今まさに俺がやってる仕事とまったく一緒。ほんとに、まったく一緒。コンセプトとしては数ミリのずれもなく一緒。
ここをまずモバイルというフィールドで実現しようと今がんばってます。
PCよりもモバイルの方がVertical Searchのニーズというか親和性が高いと思ったので。
Toshiさん、ぜひ今度お話をさせてください(笑。

MS検索事業の手痛い過去–幻のグーグルキラー「Keywords」

ニュースソース(CNET Japan)
Googleキラーっていったらwisenutだろー!って叫んでみるテスト。
 Wall Street Journal(WSJ)が、検索分野でのMicrosoftの失敗について興味深い記事を掲載した。その要旨は次の通り。
 (Microsoftの最高経営責任者(CEO)であるSteve)Ballmer氏は今後数カ月の間に、1年間に及んだ、数十億ドル規模のYahooのウェブ検索事業買収計画を再開すると見られている。しかし、Ballmer氏が収益性の高いGoogleのビジネスからシェアを奪おうと迫る裏には、語られないある物語が存在する。10年近く前、Ballmer氏がCEOとなって間もないころ、MicrosoftにはGoogleに類似した事業があったが、同社はその事業を打ち切ってしまった。
 2000年、Googleがウェブ検索と広告を組み合わせる前、Microsoftは「Keywords」と呼ばれる初歩的なシステムを保有していた。Googleと同じくウェブ検索と広告が組み合わされたものだ。契約を結ぶ広告主も出始めていた。ところがMicrosoftの経営陣は、同社のほかの収益源との共食いを恐れたこともあって、そのサービスを2カ月後に閉鎖してしまった。

違うんだって、検索分野でのMicrosoftの失敗は検索連動型広告以前にユーザーに支持されるに十分な検索エンジンを構築できなかったことなんだよ。
「Keywords」というシステムがあったからってそれでMSNの検索ボリュームが増えたのか?ってそういうわけじゃないでしょ。
逆に言えばMicrosoftがGoogleを凌駕する精度の検索エンジンを作っていれば、検索連動型広告なんてなんとでもなるんですよ。なぜならそこに絶対的な検索ボリュームがあり、そこに広告を出したい広告主が増えているはずなので。
仮にMicrosoftがものすごい費用対効果の高い検索連動型広告のプラットフォームを保持していたとしても、今の検索シェアじゃ別に広告を出す価値もないでしょ。
検索連動型広告がビジネスとして成立するためには絶対的な検索量が必要なんですよ。検索連動型広告のプラットフォームがあるからってそれだけでビジネスが成功するわけじゃない。
そういう意味で「Keywords」ってのはどう転んでもGoogleキラーにはなりえないし、なってるはずがないです。
Overtureを過大評価するべきではない。WSJの論調は、Overtureを買収してさえいれば、MicrosoftはGoogleと十分に戦えたというものだが、それは違う。OvertureはすでにGoogleによって打撃を受けていた。Overtureは落ち目にあった。だから売りに出されたのである。また、YahooもOvertureではあまり多くの成果を上げられなかったという点にも留意しておきたい。検索市場でのMicrosoftのシェアは、多少は伸びていたかもしれないが、Overtureの買収は決定打にはならなかったはずだ。
読みが甘すぎ。
以前のPostでも書いたけれど、別にYahoo!はOvertureの収益性だけを評価していたわけじゃないんですよ。Overtureの持つ特許、さらにallthewebとaltavistaという(Google以前においては)非常に優秀だった検索エンジン技術、そういうものとのシナジーを狙っていたんですね。その結果がYSTであり、Panamaであったりするわけです。
Microsoftがそういった特許であるとか技術のシナジーをもっとえげつない形で発揮できていたら、今の検索エンジン市場は今とはまったく違うものだった可能性を否定できません。
#だって、最悪Googleに361特許の使用を認めさせない、という手だってあったかもしれないんだし
##Yahoo!とOvertureのシナジー云々に関しては、整理はできているけれどもうちょっと文章の練りたいので次の機会にPostしましょう。
とはいえ、Microsoftを無視することはできない。それは今でもだ。WSJの記事で取り上げられていたBallmer氏は、キーワード検索ビジネスでは我慢が足りず、チャンスをふいにしたことを分かっている。ここで注意すべきことが2つある。1つ目は、Ballmer氏が自分のミスを認識しており、それを繰り返したくないと思っていることだ。それは優れた経営者の証である。2つ目は、Microsoftには長期化する地上戦に我慢強く取り組むリソースがあることだ。そうした事実を考えれば、Microsoftにはいずれ検索分野の有力企業となる可能性があると見るべきだろう。
まあ、こういった論調は2004年ぐらいからずーっと言われてますね。
検索業界においてMicrosoftは眠れる獅子だ、的な扱い。でもずっと眠ったままで終わるんじゃ。。。
#19世紀、中国を支配していた清は、その支配領域の広大さゆえに欧米列強から「眠れる獅子」だといわれていました。
#しかし日清戦争、アヘン戦争などを経て、その評価は「眠れる獅子」から「太った豚」に変質していきます。
ともかく、個人的にMSNは応援しています。っていうかsembearとしてはあらゆる検索エンジンを応援しています。
特にMicrosoftに関しては、その技術力・資金力を持って検索業界に新しいイノベーションを起こしてほしいと、真剣に思っていたりもしてます。

グーグル、新聞広告サービス「Google Print Ads」の打ち切りを決定

ニュースソース(CNET Japan)
売れてないっていってたもんなあ。
しかもこの不景気じゃ余計に逆風でしょう。
Googleは、2006年11月にPrint Adsの提供を開始し、2007年には、その提供エリアを拡大したものの、折しも不況の影響力が最大限に強まり、ついにGoogleは、経費削減のために、数々の提供プロジェクトの見直しを進めることとなった。Googleは、ビデオおよびラジオ業界向けにも、同種の広告プログラムを提供している。
個人的にはYouTubeのMonetizationもうまく行っているとは思えないので、そちらのほうもやや心配ではあります。
広告商品って言うのはまず広告を見るAudienceありきだと思っています。それは量だけではなくTargetingという意味も含めた質も大事な要素です。
GoogleAdWordsというのは非常に強力な広告商品ではありますが、それはGoogleという検索エンジンの性能がきわめて高く、そこに膨大なユーザーが募り検索していたからこそ成功していたのであって、仮にこれがMSNだったら、決して成功はしなかったでしょう。
MicrosoftのYahoo!買収とかもそうだけど、みんなGoogleの成功要因を検索連動型広告に求めている感じがするんだけど、そんなわけじゃない。
Googleは検索エンジンとして機能を高め続け、それがユーザーの支持を得て、UU/PVが上昇し、さらに検索の量が増えたのでAdWordsが成功したんだよな。
当たり前の議論だけど、昨今の検索エンジンビジネスを語る上で、なんでもかんでも検索連動型広告ありきで語られるのは正直違和感。
っていうか引用の記事とあんまり関係ないポストになってしまった。
要は広告商品設計のときにAudienceを無視しちゃだめだよ、ってことが言いたかったんだけど。