sphinnに出没してます

結局Yahoo!のGoogle採用に関しては、ちょっとお蔵入りにしました。期待していた人、すみません。
さて、最近はsphinnというSNSに出没しています。SEMという観点で、日本だけ見ていればいい、という仕事内容でもなくなったので、今まで以上に世界に目を向けよう、と。
もし日本でsphinnを使っている人、いたらつながってみましょう。どんなコラボレーションができるのか、ちょっと楽しみです。

米ヤフー、グーグルとの広告提携を発表

ニュースソース(CNET Japan)
まずは状況の分析から
「今回の契約は、検索の利益化により財務上の価値を高めるとともに、ディスプレイ広告に転換してユーザーに対する当初からの目的を遂行するという、われわれの幅広い戦略に投資する機会を株主に提供するための資金源となるものだ」と、Yahooの社長Sue Decker氏は声明で述べた。「検索およびディスプレイ広告の統合という、われわれが特に好位置につけている市場における競争力をつけることにより、市場の競争を促進するものだ」(Decker氏)
Sue Decker自身はCFO時代の2006年にYahoo!は検索の会社ではなく検索で1位になろうとしているわけではない、ということを明言していました。ちょっと記事としては別の記事ですがこの記事がSue Deckerのスタンスを明確に表しています。
細かいところを見ていきましょう。
Googleが競合企業でもあるYahooに対して検索広告を提供する非独占契約を結んだことを明らかにした。
まず最初のポイントはここ、非独占契約という点です。原文を見ると
Yahoo announced a nonexclusive partnership Thursday under which rival Google will supply it with some search ads
とあります。問題はこの非独占、nonexclusiveという点をどう解釈するかですが、恐らくすべての検索に対してGoogleを表示するわけではない、ということだと解釈するのが自然でしょう。ユーザーをCookieで判別して、一部Google、一部Yahoo!(Panama)という切り分けか、ないしはYahoo! FinanceやYahoo! Autoなどのプロパティごとに分けるという解釈もできますが、以下の記事を読むとどうもキーワードごとに切り分けるようです。
提携の内容に基づき、Googleが提供する検索広告の検索語はYahooが選択することになる、と両社は説明している。この広告は米国およびカナダで表示される。
原文はこちら
Under the deal, Yahoo will select the search terms for which Google will supply ads, the companies said.
つまり、たとえば検索回数が××回以上のキーワードはGoogleまたは入札企業が50社以上のキーワードは、とかという形である特定のキーワードでGoogleを採用するのだ、という風にみえます。
さてここで浮上する問題は当然独占禁止法の話ですね。Microsoftのお家芸だった独禁法がYahoogle(Yahoo!+Google)にも影響を及ぼすわけです。
Microsoftは、GoogleとYahooが検索広告の試験導入を開始すると、検索広告事業におけるGoogleの独占を強めることになるとして、独占禁止法に抵触する懸念を示した。これに対してGoogleは、オンライン広告市場において検索広告はほんの一部分にすぎず、グラフィカルな「ディスプレイ」広告においてはYahooが首位にいる、と反論していた。
さてここの解釈をどう取るべきか、ですね。Microsoftの懸念は、当然至極のものです。GoogleとYahoo!の二社でアメリカの検索ボリュームの90%以上を占めるわけですから、広告主的には今まで以上にGoogle AdWordsの依存度が高くなり、それは確かに独禁法的に引っかかる可能性が高いといえるでしょう。おそらくこの意見が多数派でしょうね。自分もそう思う部分があります。
ただし問題はもう一点あります。それはもはやPaid Search(検索連動型広告)がテキスト広告一辺倒だけで続くのか?という問題です。特にUSの業界ではディスプレイ広告と検索連動型広告の融合が、マーケティングの手法ではなくプロダクトとしての融合として視野に入っています。業界がそうなったときにYahoo!とGoogleの関係がどうなるのか、その点にも注目すべきでしょう。
ただ、↑は深読みですよ。同意してくれる人はいると思うけど。
現状では公取委がどう動くのか、注視してみましょう。
思いのたけは今夜書きます。まずは冷静な分析まで。