検索エンジンマーケティング考 / 検索エンジンマーケティング(SEM)業界ニュース考察サイト
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検索エンジンマーケティング考は....
Paid Listing(検索結果連動広告)とSEO(検索エンジン最適化)、PFI、Contextual Ads(コンテンツ連動型広告)などSEM / 検索エンジンマーケティングに関するニュースクリップと分析・解説を掲載しています。
Webビジネス成功の決め手は、Overtureのトップ表示
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July 28, 2010

ニュースソース1(Google公式)
ニュースソース2(Yahoo!リスティング公式)
ニュースソース3(ITMedia)
ニュースソース4(ITMediaからY!J井上さんのコメント)
Yahoo! JapanのPR(PDF)

さて、考えようか。

まず基本的な提携内容のおさらい。上のニュースソースを洗いざらい読むと
・契約期間は2年でさらに両社ともに2年の延長のオプション付
・導入範囲はWeb検索、画像、動画、モバイルの4エリア
・Yahoo! JapanはGoogleよりオーガニック検索と検索連動型広告における基礎技術の供与を受ける
・オーガニック検索に関してはフロントエンド部分はYahoo! Japanのコントロール下となる
・検索連動型広告に関してはキーワードのマーケットプレイスを完全に別個に分ける(つまりAdWordsをOEM提供する)

まあわかりやすくまとめるならば、今までアメリカのYahoo!が提供してくれていたものがGoogle提供になりましたよ、ってことですな。
まあ、ことはそんなに単純じゃないですが。。。。

さて、今回の判断の上でもっとも重要だった部分は「なんでGoogleだったのか」って事よりも「なんでBingじゃないのか」ってこと。
twitter界隈で言われている様なユーザビリティーの点は確かに大きな理由だとは思うけれど、それが唯一全ての理由だとは思えないのです。

というのは、自分もいまだにそれなりの情報筋を国内外に持っていて、逐一情報は収集していたのですが、Panamaからadcenterへのmigration(移行)はかなり難しそうだと言う話はわりと前々から出ていた話ではあるわけです。でもそれは反面、Migrationの話自体が最初からなされていないというわけではないということなんですね。つまりMigrationを検討していたからこそ、難易度が高いってこともわかっていたわけです。

ただ、その反面、日本でAdCenterの動きがどーにもこーにも見えてこない状況でもあったわけですね。リリースする気があるのか?というぐらい情報が出てこないし、そういう動きをしているようにも(少なくとも外部からは)見えてこない。

どんなに広告主を移行する段取りを考えたって、移行する先の箱が日本で全く実績のない広告配信プラットフォームだってのは、四半期ごとの売り上げが株価に直結する上場企業じゃなくても、そりゃリスクもありすぎでしょう。米Yahoo!から強力なBack upがあったPanamaへの移行ですら大変だったのに、日本で実績がないうえでMigrationに関してもそこまで強力なBack upもない状況ではAdCenterの採用は少なくとも日本でAdCenterが実績を残してから、という判断がされたのかなという気もしています。

#とはいっても各種情報を鑑みるにAdCenter説が一番可能性が高いと思っていたのだけど

さて、この理由から「AdCenterを採用しない」という判断をしたとして、それがすなわちBingを採用しない、ってことにはならないわけですが、逆にAdCenter以外にPanamaと同等レベルの収益性をもたらしてくれる検索連動型広告のPlatformってのはどこなんだい?ってことを考えると、消去法的にGoogle AdWordsしかない、ともいえるわけですね。

あのね、そりゃ暴論もたまには書かせてもらえれば、Y!Jとしてはオーガニック検索の適合性も重要なんだけど、それはあくまでユーザーが満足するかどうかって話であって、極端な話(本当に極端な話だが)、出来が悪いといわれていたBingを採用しても、ユーザーが不満を抱えながらも離反しなければそれでいいわけです。でも売り上げはそうはいかないのです。AdCenterを採用して1検索あたりの売り上げが半分になろうものなら株価は暴落するし経営的にも問題だしね。

だからと言ってYahoo!版Google AdWordsに対して、今のPanamaの広告主をどう移行するのか?(ひょっとしたらしないのか?)っていう問題は明確に存在していて、そこらへんの判断はどうされていくのか、今後の大きな課題でしょうね。
まあ移行の課題と実働の課題の両方があったAdCenterに比べれば実働部分の課題が少ない分まだ楽なんだろうけれど。

さて、直近の部分の分析はそれぐらいにして、ちょっと問題点を洗い出してみましょう。
もちろん当Blog的な視点からになってしまいますが。

もっとも大きな部分は、Yahoo!リスティングにGoogle Japanがどれだけ関与するのか、ってことです。
まあ、ノータッチってことはないとは思うけれど、でも同一のプロダクトを持つ競合関係の二社なので、どうやって共闘と反目のバランスを維持するのか、ってところが一番大きな疑問。

最終的には米Google側がプラットフォームを抑えているとはいえ、日本最大の検索ボリュームをもつYahoo! JapanにGoogle Japanと競合する商品を渡すってのはいささか(感情論も込めて)微妙な気はします。
ぶっちゃけて言えば今回のOEM提供で、アメリカのGoogleは売上あがるけど、日本のGoogleはどーなってもいいよ、って見えてしまうのですよ。極端な話、日本のGoogleはこれでつぶれてしまっても結構、的なね。
なんか、言葉は悪いが敵対し合っている国家同士に武器を売りつけている死の商人的な感じというか。

まあ、最終的にはちゃんとそこらへんの線引きなんかもやるには違いないけれど。なんていうんだろ、本来ピュアに戦ってしのぎを削ってきた二社が、最終的にはアメリカ最大手の検索企業の集金マシーンにしかならない寂しさみたいなものを感じます。
逆にいえば日本のGoogleにはそうならないよう、アメリカのGoogleやY!Jと適度な距離感をとりつつ頑張ってほしいとも思います。日本のGoogleだからこそできる独自のサービスとか展開を切に期待します。

あと、今回の提携には検索に連動しない広告のインタレストマッチ(以下IM)が含まれていません。ただ、Yahoo! Japan以外のIM提携パートナー側からするとIMと検索連動のプラットフォームが別個で運用されることはマイナスになれどもプラスになることはないので、そういう意味でIMのシェアがどうなるのかってのも正直気になる。
(まあ別個のシステムだったのはPanamaでも一緒のことだけどね)

あとはまあ、いろいろと細かい部分で何か疑問に思うところはあるのですが、最後に。

これでひとつの日本の検索エンジン史上の区切りにはなると思います。
ただ、今回の決定は日本という国家国民にとっては多分よくないことなんだと思います。
ってのは何より検索の多様性がこれでほぼ日本では壊滅的に無くなるわけです(まあドイツなんかもっとひどいけど)。
変な例えだけど、車が好きな人がいて、世の中で売っている車がある日からロゴだけ違って中身は全部一緒になります!って言ったらがっかりするでしょ?
フェラーリもHONDAも日産もフォルクスワーゲンも、実はロゴが違うだけで全部TOYOTA製でした、みたいなさ。
つまり今回の提携はそんなことなんですよね。
100人いたら言葉の使い方や考え、同じキーワードでも探しているものが違ったりする検索の世界で、多様性が失われて情報の一極化が進むってのはやっぱりあんまり良いことじゃないんですよ。
俺自身普通にGoogleしか使わないし、嫁さんはYahoo! Japanしか使わないのだけれど、そういうすみわけが無くなる世界ってのはやっぱり良くないかと。

#あ、別にがっかりしていたりとか残念がっているわけではありません。
#これが25才だったら茫然としていたかもしれないけれど、流石に32にもなればそこら辺は大人になってるんで。

そういう意味で、早く皆さんにいろんなものを届けられるよう、日々頑張ることにします。

June 18, 2010

NASA 1st meet upにご参加いただいた皆様

sembearです。
このたびは梅雨の晴れ間の蒸し暑い中、NASA meet up -1stにご参加いただき、誠にありがとうございました。
また明日メールさせていただきますが、私個人として、本当に楽しく、実のある、そして熱い2時間でした。

本日のプレゼンテーションは近日中にsembear.comのどこかからDLできるようにしたいと思います。
一応パスワード制限ぐらいはかけるつもりです。
URLとパスワードはメールにて連絡させていただきます。
一応内容が内容だけに、外部への転送はご遠慮ください。

2週間ちょっとの準備期間で大した準備もできず、
私自身がこういったイベントごとのOrganizer初体験だったり、
しかも2時間という制限時間もあり、皆様方とゆっくり話す時間も取れず、
そういう意味で自分としても残念な部分は多々ありますし、
参加された皆様に実のある楽しいイベントだったのかとか、正直気がかりでもあります。
ただ、内容そのものはそれなりに充実していたんじゃないかなと思ったりもしています。

#正直、たいそうなお金を取って開催されるセミナーなんかより
#充実した内容だったと思うのは、甘い自己採点なのかな?

次回はもうちょっとちゃんと準備期間をとって、ちゃんと開催したいと思ってます。

最後に、今回いきなり会社で俺から名簿を転送されて会計係を押しつけられり、
いきなり強制参加にさせられていたりした弊社メンバー、
いろいろ手伝ってくれて、本当にありがとう。

June 15, 2010

いかんいかん、昨晩はサッカーの試合に夢中でBlog更新するのわすれてた。

というわけでNASA meet upの詳細を発表します!
以前メールをいただいた方には連絡済ですが

開催日時
6/17(木曜日)19:30~21:30(2時間です。延長はできないようです)
場所
http://www.kokorocafe.com/
南青山になります。
会費
当日は貸切になりまして、お一人様3900円ほど徴収させてください。

となります。
まだ若干のキャパの余裕がありますので、参加希望の方は
水曜日(16日)の正午までにご連絡ください!

June 11, 2010

思った以上に反響があった、日本アシスト普及連盟(NASA:Nippon Assist Spreading Association)ですが、
期日が決定しました。

開催日:6/17(木曜日)19:30~
参加申し込み締切は勝手ながら6/15の正午とさせていただきます。
場所は現在渋谷でProjectorが使えそうな飲み屋を確保しようとしてます。
が、いい場所が取れなかった場合でも弊社の大会議室が使えそうなので、そちらの可能性もあります。
その場合残念ながらお酒は無理ですが、各人食べ物持ち込みOKとしようかと思っておりますので、またご連絡差し上げます。

#というかワールドカップの真っ最中でプロジェクターが使える飲み屋がなかなか抑えられないのです。
#しかも一個人としての活動なので会社の設備を使うのも、ちょっと気が引けるのです。

メールをいただいた方にはこちらから出欠確認のメールを送らせていただきます。
またTwitter上でDMとかReplyをいただいた方はできる限りフォローしますが、
漏れがある可能性があるため、webmaster※sembear.com(※は@に置き換えてくださいな)までメールいただければ幸いです。

当日はsembearのノートPCを持ち出す予定なので、Assistについて説明したいとか、俺はこう思う、的な資料がある方は
USBメモリでご持参いただくなり、事前にsembearまでメールいただければ準備します。
ちなみに元OvertureでAssistのLaunchを担当した人間として、Assistの背景と概念についてチョー簡単な説明をする予定です。
代理店さんとかコンサルを生業にしている方で共有できそうな話がある方がいらっしゃいましたら、是非シェアしましょう。
個人的にはそっちのほうが実のある話になりそうだなーとかおもってます。

また、当日の内容ですが、問題ない範囲でこのBlogにて発表するかもしれません。

それでは、6/17の木曜日にお会いしましょう!

June 03, 2010

以前、Yahoo!リスティング広告(いまだにOvertureっていったほうがしっくりくるんだが)で提供されているアシストって機能について、二度ほどPostをしているのですが
Ref:
直接効果と間接効果
間接効果の測定

やっぱりねえ。CPA至上主義っていうかCPA原理主義っていうか、目先のCPAだけの最適化というか、そういう考え方が特にSEMの世界では主流なんですよね。今でも。
まあそれはそれとして別に否定はしないし、特に目先のCPAが大事だということも否定はしないんだけども、せっかくアシストという効果指標があって、使いようによっては現在のオンラインマーケティングの効果(この定義はいろいろだがね)を改善させる可能性を秘めたものだと思っている立場としては、とっても残念だったりするわけです。
特に前々職でこのアシストって概念をLaunchさせた張本人としては余計に残念だとも思うわけですよ。

んで今日、マーケティングメトリクス研究所さんTweetを拝見して、ああ、アシストをいろいろ考えてくれている人がいて、ちょっと嬉しいなあとか思っていたのです。

アシストはちゃんと分析しないと意味ないので、「アシスト数」だけなら正直見ないほうがよいかも。

ここなんですよ。
実はアシストってちょっと扱いづらくて、広告主さんのマーケティングにおける目的とかゴールとか、場合によってはビジネスモデルによってとらえ方が変わってくるものだし、分析もやり方によっては毒にも薬にもなる概念なんですね。
そういう意味でCPAだけを最適化すればいい、っていうSEMなんかより数倍難易度が高いんだと思うんです。
でも使いこなせると、奥深いエンドユーザーの検索動向とか消費動向なんかも分析できる指標だと思うんですよね。

#というか検索連動型広告なんて使いようによってはいろんな使い方があって
#単純な刈り取り目的のCPA至上主義的な使い方なら乱暴な言い方をすれば誰だってできると思うのよ
#ただまあ、そういう使い方も大事だとは思うが

んで今日Twitterでも告知しましたが、日本アシスト普及協会として飲み会イベント、やります。
日本アシスト普及協会ってのは今日自分が思いついた名称です。英語名Nippon Assist Spreading Associationで通称NASAです。
決して米国の宇宙関連の団体ではありません、悪しからず。

一応いま決まっていることは
タイトル:NASA 1st meet up
場所:渋谷近辺
内容:たまに無駄クリックの象徴として扱われるアシストの誤解を世の中から払拭して、いろいろな使い方、応用方法を議論する
期日:未定(六月中を予定・6/7週の開催はSMXのため行いません)

んでですね、実はTwitter上で告知したら予想以上に参加希望の方が多いので、ちょっと場所を悩んでいます。
つーかそもそもそんなに世の中でアシストに興味がある人が、そんなに多いとは思わなかったので、4~5人ぐらいでじっくり語れるだろうと思っていたのですが、すでに2ケタ参加希望となってしまい、なんか議論とかしにくい感じになってきたなーと。
この際だからパネルディスカッション風に会議室を借りてやっちゃおうかとも思っているのですが、あんまり堅苦しくしたくないしなー。
なんかいいアイデアないですかね?

んでさらにお願いなのですが、一応連絡とかちゃんととっておきたいので、この「日本アシスト普及協会飲み」に参加希望の方は
webmaster※sembear.com(※は@に置き換えてください)までメールをご送付ください。Twitter上で一度参加表明をされた方もお手数ではありますがご協力お願いいたします。
#じゃないとまとめ切れないのです・・・すみません。
メールにはNASA 1st meet up参加希望とタイトルに明記していただき、氏名、所属会社(フリーの方はフリーと書いてくださってOKです)などをご連絡ください。
スケジュールと開催場所は決定し次第このBlogとTwitter経由で再度ご連絡させていただきます。

さて、どうなりますかね(w。ちょっと楽しみです。
sembear

Posted by sembear at 11:12 pm | Paid Listing | comments | TrackBacks() | Permalink

May 07, 2010

前回のPostの途中経過

予想以上に、収穫が大きいなというのが率直な感想。
#はたしてこちらからお声掛けをさせていただいた方にとって有意義だったのかは、まあわからないけれど
#それでもある程度実りのある話ができたんじゃないかという気はする。空気がそんな感じだったかな。

やっぱり、TwitterとかBlogから出る人柄、人となり、仕事に対する姿勢っていうのは、本人のリアルな姿を反映するんだと思います。
今日会わせていただいて、思っていた以上に楽しくて、熱くて、示唆に富んだ話ができました。
こちらからの不躾なお誘いに対応してくれた方々(まだ終わってないけど)、ありがとうございました。
いや、本当に。どこまでも素敵な時間でした。

「TwitterとかBlogで気になってる人に、とりあえず声をかけて話をしてみよう計画」
ぜひ皆さんもやってみてください。多分下手な飲み会とか異業種交流会に参加するよりも、
得るものは圧倒的に豊富で高品質だと思います。

今日の収穫
#この業界(オンラインマーケティング業界)、まだまだまだまだのびしろはある
#未開拓なエリア、未着手の手法、未実践の改善を徹底的にすすめないとだめじゃん
#自分の先輩たちが道を切り開いてきた上で、今の自分がある。Respect
#かといって俺も丸くなるにはまだ早い
#若気の至りなんて若者の特権だ。自分が若者かどうかなんて結局気の持ちようだ
#いつだっていい時代だよ!と思って仕事してれば、きっといいことあるよ

ほかにもいろいろとあったけれど、なんかうまくまとめきれないなあ。
でもこの充実感。やっぱりエネルギーあふれる会話っていいですね。

メンタルのエネルギーをたっぷりと充電させてもらいました。
本当に感謝!です。

April 22, 2010

えっとですね。最近SEMと関係ないポストばっかりで恐縮なのですが。。。。

今年度のsembear的目標として、BlogとかTwitterで「この人と会ってみたい」っていう人が、最近結構いるんですよ。
んでぜひそういう人たちと直接あって、自分の見聞を広め、知識を深め、新たな視点を探りたいと思っていたりします。

また(自分勝手な意見かつ傲慢な視点で恐縮ではあるんだけども)このBlogも運営し始めてからなんと今日で6年目を迎えるのですな。
ちなみに最初のPostはこちら
#なんでアイテムIDが12なのかというと、昔のPostを消したからか。。。
んでほとんど更新していないにもかかわらず、いまだにちょくちょくアクセスもあり、見てくださっている方もいらっしゃるので、
もしもsembearってどんなやつだよ!と思っている方がいらっしゃったりしたら、ぜひコンタクトください。一度会って、なんか話してみましょう。
ここのコメント欄に記入するなり。Twitter経由でも大丈夫です。
http://twitter.com/sembear

やっぱりさ、仕事でもなんでも人間って社会的(Social)な生き物だと思うんですよ。んでSocialって最終的にはFace to Faceなんだと思うんですよね。

というわけでsembearから直接メールとかコンタクトが届く方がいらっしゃると思いますが、もし会ってもいいよ、と思われるのであれば、よろしくお願いいたします。
ただ、当然ながら会いたくない、とか怖い(だって今まであったことない人から直接会いましょうってメールが来るわけだし)って思われる方もいらっしゃると思います。またあくまでオンライン上の社会性だからいいのだ、という見解もあるかと思います。そういう方は断っていただいてなんら問題はありません。
だからといって自分のTwitterリストからRemoveするとかも無いですし。

また、実際にあって話の内容が面白かったら、可能な範囲でこのBlog上に転載することがありえます。
転載してほしくないのであれば、その旨伝えていただければ転載しません。

というわけで、なんかよくわからない告知ですが、よろしくお願いいたします。

sembear [more...]

Posted by sembear at 11:54 am | キャリア | comments | TrackBacks() | Permalink

April 02, 2010

さて、こういうことをこのBlogで書くのはどうかと思うんだけど、書いてしまおう。
一応過去に転職したときは、Postしてるんだよね。まあ今回は転職じゃないけれど。

一応過去の転職の話

2004年6月の転職のとき
http://www.sembear.com/item/45/catid/17
http://www.sembear.com/item/89/catid/17

2008年6月の転職のとき
http://www.sembear.com/item/441/catid/17
http://www.sembear.com/item/449/catid/17

2009年8月の転職のとき
http://www.sembear.com/item/484/catid/17

まあ、今回は転職じゃありません。正式な所属は変わってませんが、職場が変わりました。
こちらのニュースを見ていただければ一目瞭然ですね。

まあこのBlogで書いていることは、今までも、そしてこれからも所属している会社とは一切関係のない個人的な意見・発言なので、その点はご了承お願いいたします。

正直この件で自分から何を発言しても、当事者である以上はバイアスがかかってしまうのでこちらのBlogで何かしらのコメントはするつもりはありませんが、今までよりももうちょっと表には出るつもりです。

まあ今後ともごひいきによろしくお願いします。

sembear


Posted by sembear at 03:19 pm | キャリア | comments | TrackBacks() | Permalink

January 21, 2010

ニュースソース(Cycling News)

元Overtureってことはつまり元米Yahoo!みたいな部分もなくはないわけですね。
そういう意味で米Yahoo!って古巣みたいなものなんです。
しかもまあsembearのtwitterをFollowしてくださってる方は既にご存知だとは思いますが、sembearは結構自転車に乗ってます。
自転車Blogも持ってますよ。

んで米Yahoo!が自転車チームを結成となれば、そりゃ触れないわけにはいかないわけです。

#実はこの情報は先日の業界分析飲み会で教えてもらったニュースだったりもする

んでさ、これ、結構なものなんだよね。ただ、なんつーかね。。。
おかしすぎるコメントが沢山ありすぎて、なんてコメントすれば良いことやら。。。。

#こんなこと以外に、やることはなかったのか。。。。。

まあ、sembearはYahoo!自転車部を応援します。
チームレディオジャックに追いつく日が来ることを記念しております。

Posted by sembear at 03:46 pm | Yahoo! | comments | TrackBacks() | Permalink

January 19, 2010

今回は検索エンジンがらみの話ではありませんが、自分の経験談として。

#現実としてはこんなに綺麗に時系列に体験したわけじゃないけど、ある程度わかりやすくするために情報を整理してます。

前職ではいわゆる「グローバル」な仕事をしていました。例えば1日のスケジュールなんかでも
朝:アメリカと電話会議
午前中:タイと電話会議
昼から午後:日本の仕事
夕方以降:オランダと電話会議
夜:イギリスと電話会議

とまあざっとこんな感じ。月イチぐらいのペースでアメリカとか東南アジアに出張とかしてましたね。
あ、もちろんエコノミークラスで。

んでその中で痛感したこと。

前職はいわゆる「どベンチャー」企業で社長に直接レポートするProduct Markeingというロールだったわけです。
世界中のProduct Launchの戦略、Monetizeのロードマップ策定から実行まで、まあ何でも屋ってやつですね。

まあ、自分の驕りもあったわけですよ。っていうか驕ってたわけですよ。

検索の業界、特にトラフィックのMonetizeに関してはかなり経験を積んできたと思うし、世界的に見てモバイルのトラフィックのMonetizeなんてちゃんとやってる人あんまりいないわけです。んで自分がアメリカでセミナーとかやったらその後人だかりができるぐらいの反響があったりもして、とまあわかりやすく言うと図に乗っていたわけです。俺すげえんじゃん?みたいな。

そんなある日タイに出張に行くことになりました。タイとは毎週東南アジアのトラフィックのMonetizeに関する電話会議をしていて、そうとうプランが立ち遅れているのを実感していてそのテコ入れ、ってのが目的です。

日本を出発する前に特にタイの各種統計数値をまず収集します。人口、平均収入、年齢分布、性別、インターネット普及率、携帯電話普及率などなど。
もちろんそういったデータってのは第三者機関であったり、国家統計であったりするわけです。
それらを頭に叩き込んで、うっしゃ、いっちょやるか!と思ってタイに出発しました。

んで到着してホテルについて、ミネラルウォーターでも買おうかと現地のセブンイレブンに入りました。
その途中で結構綺麗な女の人がすごい話かけてきました、話かけてこないにせよ、ずっと見てました。
あー、こういう国なのね、と。

翌日現地スタッフとMTG。タイのオフィスには3人ほどスタッフがいます。
ひとりはヨーロッパの会社なんかでも働いたことのある現地トップ
もう一人はイギリスの大学に留学していた現場のトップ
そしてもう一人は英語が話せる現場スタッフ。

んで、いきなりそのMTGでどうも違和感を感じ始めました。
現地のトップと現場のトップの意見がうまく合わない。両方正しいと言うことがありえないぐらいの齟齬です。
話をして良くうちに、どうやら現場トップの意見のほうがただしそう、でもこの齟齬は何なんだろうかと思い始めました。
現場トップはしきりに"Please trust me"と連呼します。しかし彼の言う事を信じてしまうと現地のトップの意見とか発言は正しくない、という判断を下さないといけないぐらいくっきりと意見が分かれていました。

そんな違和感を抱えたまま、外部とのMTG。その過程で現場トップの発言の正しさを実感します。
そこで次の疑問です。なんで現地トップの意見はそこまでずれていたのか?

さらにMTGが終わりホテルに戻ってからスタバに行って街を眺めると、事前に収集した情報とは違う街の有様に戸惑いました。
このバラバラ感、違和感はいったい何なのか?不思議に思いながらその日は終わります。

翌日依然違和感を抱えたままMTGをこなして、ちょっと休憩をしようとスタバに向かいました。その時に現地のスタッフの女の子に
「スタバ行くけどなにか買ってこようか?」と声をかけたところ「そんな高いもの結構ですよ!」といわれてしまいました。
スタバって、世界でほぼ単価が一緒なんですよ。でもタイの年収から比較すると、それは高級品になってしまうんですね。
なるほど、途上国ってのはそういうことなのか、と思ったりしました。今となっては表層的な理解でしたが。

そして2日目に現場トップの車に乗って夕食を食べに行きました。
その時に現場トップがこう語りだしました。

「俺はタイの貧困度合いを見て何とかしようと思いイギリスの大学にいっていろいろ頑張った。でもな、そういうことができるのはほんの一握りだ。努力をするなんてことはこの国では無駄なことなんだよ、でもそれじゃだめなんだってことをみんなにわかって欲しいんだ」

初日からいろいろな違和感の中で、自分が思っていた以上にMonetizeの実行が難しいことがわかってくる中で自分は
「I know it's difficult, but "it is difficult" does not mean "it is impossible"」
こういう発言をしていて、彼はそういう発言が本当に大事なんだと(まあ本社から来ている俺に対するゴマすりもあるのかもしれないが)語っていました。

そして彼はこう続けます
「この国に関していろんな情報を仕入れてきていると思うが、目の前で起こっている現実が一番大事だ」

最初はその意味を間違った風に捉えていました。が、その発言の本当の意味は程なくしてわかることとなります。

翌日もいろんな会社の人達とMTGしました。そしてそのMTGの中でとある事実を発見します。
それは今まで現地トップから貰っていたレポートと著しい乖離があることと、事前に仕入れた各種統計情報に基づくと、こうはならないだろ、という現実です。

その日の夜、日本のとある大企業のタイ支社の支社長と夕食を食べることになりました。

彼はタイで働き始めて既に10年になろうかというベテランでタイ語もかなり話せます。
そして夕食の中で自分の素朴な疑問をぶつけてみました。すると。。。
「sembearさん、タイってのはね、公式の数字なんてありゃしないんですよ。人口ですら政府が正しく把握してるとは言えないんです。バンコクに何人の日本人がいるのかすら正確には分かりません。不法入国、私生児、ある種の人身売買は実際に行われていて、そんな状況で国家が何を把握できると思いますか?あなたが街で見たことが、この国の現実なんですよ」

目から鱗ですよ。

さらに話は続き、途上国の富の偏在の話へ
「インドもそうだけど、タイでも人口の1割程度の人が国の富の9割を牛耳ってると言って良い。携帯電話でいうと金持ちは3ヶ月ごとぐらいに携帯電話を買い換えます。古い端末は奥さんの物になります。奥さんの古い端末は子供、子供の端末はメイド、メイドの端末は運転手、運転手の端末は田舎の貧乏暮らしの家族の者になります。白ロムなんて露店でいくらでも売ってるんです。だからタイの携帯電話普及率は7割以上なんですよ」

いわゆる先進国において多少の差異はあれども富は平準化されがちです。ところが途上国の富は一極集中なんですね。そうなると国家としての消費行動はごくごく少数の金持ちによってのみ行われることになります。
タイであれば人口が4000万人といわれていますが、実際の経済活動は400万人ぐらいによって行われていると言っても良いわけです。

国家統計ですら事実でないというこの現実。その後もいろんな話を聞きましたが、自分が今まで培ってきたはずの方法論では通用しない現実を目の当たりにしました。その当時の自分の仕事の方法論って(今でもそうかも知れない)、いうなれば先進国でのみ通用するわけですね。統計、事実、信用、契約とあらゆるものが現実ってのが前提になるわけですよ。ところが途上国は統計も信頼できない、それに基づく事実はもはや虚構。信用なんてありゃしないし、契約なんて紙切れでしかない。
つまり現地トップはそういう状況下での上位10%の経済活動のレポートをしていたわけですね。

そして最後に
「sembearさん、街に出てください。電車とかバスとか露店とかいろいろ見て現実を感じてください。それがこの国でビジネスを成功させる鍵です」

といわれました。

その夜の会食を経てタクシーの中でいろいろ考えながら、自分が前もって準備していたあらゆるプランは全く無駄であることがわかってきました。

そして翌朝。MTGは午後からだったのでタイオフィスには向かわずに現地のいろいろなものを見て回りました。電車に乗って携帯電話をいじっている若者をみつつ、カフェで朝っぱらから売春婦を連れ回しているヨーロッパや日本のオヤジどもを見つつ、この国でビジネスをするためのいろんなことを考えてオフィスに向かいました。

そしてMTGをして現場トップと議論をしてなんとかプランを練り上げて日本に帰ってきました。

んで結果といえば、正直成功ではありませんでした。ビジネス的には完全に失敗です。
それは実際に訪問するまでの約1年、日本(ないしは先進国)でのみ通用する成功体験に基づいて電話会議をして、指示を出していたことが取り返しの付かないことだった、ということでもありました。
まあ世界同時不況を受けて練り直したプランが実行できなかったってのもあるんだけれども。それを差し引いても無力でした。

今となって振り返るといろいろな意味で本当に勉強になったと思います。
日本と欧米だけが世界じゃない。人口分布と言う意味ではひょっとすると少数派かもしれない。統計や知識ももちろん大事だけれど、現地の人、雰囲気、文化お互いがお互いに影響しあって市場が形成されている。そんな中で高々一個人が経験している方法論なんてまず通用しない。
だからまずその国の現実を感じること、情報を集めて現実を知った気になるんじゃなくて、街を歩いて人と話て現実を肌で感じること。
こういうフィールドワークなしに、海外でのビジネスは成功しないなと思います。

いつかまた世界で勝負する日に、きっとこの経験は役に立つだろうと思います。

Posted by sembear at 06:39 pm | キャリア | comments | TrackBacks() | Permalink

January 05, 2010

ニュースソース(日経ビジネスオンライン)

GoogleとYahoo! Japanの比較についてって、なかなか個人的には両社に知り合いがいるし、もともとの仕事の関連もあるのでバイアスもかかってしまうんだけど、一度思いのたけってのを書いてみようと思う。

まず最初に書いておくけど、会社として、またそこに勤務している人に対して、基本的にはRespectをしています。
両者とも本当に良いウェブサービスを提供しようと日々試行錯誤を繰り返し、インターネットの発展に素晴らしく貢献していると思っています。
それはもちろん詭弁でも皮肉でもホメ殺しでもなく、純粋に心からそう思っています。

さて、本題。

井上さんとは何回かMTGもしていて、個人的にも強烈な存在感だなあとは思っているわけですが
ちょっと長い引用だけど

例えば金融情報では、プロ向けと初心者向けでは違うサービスになるべきだと思う。利用者の層に合わせて、あらゆるサービスを取りそろえるのは不可能だ。

 そこでヤフーは、みんなにとって「合格点ぎりぎり」のサービスをできるだけ集める戦略を取っている。最大公約数と言ってもよい。それが一定の分量になると、「品揃え」が多いという新たな価値が生まれてくる。

 足りないところは、パートナーと組んで行けばいい。これも、オープン化の精神の1つだ。


広告的な観点から行くと、ある意味最大公約数的なサービスが多く取り揃えられていることでインターネットユーザーの多数を占める初心者を多く取り込める、ってのは実は大変意義があります。
そりゃプロというか上級者クラスになるとサービス的に物足りなくなって利用しないこともあるでしょうが、そういった人達は原則少数派なんですよ。特にAd Networkっていうビジネスモデルって意味で言えば、配信数と広告数という数が多いことがビジネスの成功を決することも多く、そういう意味で多数派をとりこむと言う意味では間違いではないと思います。

 将来は、日本以外の国にもインタレストマッチが広がっていくだろう。そうなれば、米ヤフーからインタレストマッチのライセンス料をもらうことになるかもしれない。

 ライセンス料がどれぐらいになるか。詳細はまだ話し合っていない。ただ、ヤフージャパンは毎年、米ヤフーに(検索エンジンの使用料として)ロイヤリティを支払っている。それより少なくなるのは腹立たしい。結局は、両者を相殺するぐらいになるのではないか。


うーん、なんかもろもろコメントしたいけど、とりあえず引用だけでやめておこう。結構ここは重要だったりするぞ。

んでこの記事で最も注視したいのは井上さんのコメントではなくてインタビュアーの質問

 ヤフーはユーザーに「驚き」を与えられているのでしょうか。例えばグーグルの「ストリートビュー」や「ブックサーチ」では、ユーザーが「すごい」と思ったからこそ、反発も強まったのではないでしょうか。グーグルと比べて、最近ヤフーは「すごい」サービスを生んでいないように思えます。

あのさ、ストリートビューってGoogleが元祖じゃないと思うんだよね。
ストリートビュー的なサービスって、自分が知ってる限り、Amazonが始めた"A9.com Maps"だと思うんですよ。
既にサービスは終わってると思うけれど
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20086462,00.htm

でもこれは「すごい」とは受け止められないまま終わってしまったんですね。UIの作り込みとか、サービスの提供の仕方とか、いろいろ問題はあると思うけれど、着想としてはストリートビューと一緒だと思うんですよ。

ついでにいうとBook Searchも多分Amazonが先だったんじゃないかなあ、サービスが始まったのはたしか2003年だし。

そういう意味でね、Googleがすごいってのはちょっとミスリードだと思う。もっとぶっちゃけて言えばインタビュアーの主観だね。

Googleのすごさはそういったアイデアをより洗練させて世の中に出せる開発力、UIの作り込み、そしてなによりマーケティングの力だと思ってます。
#だいたいGoogle AdWordsっていう検索連動型広告のビジネスモデルもYahoo!から特許仕様の許諾を受けてビジネスしてるってこと、知らない人も多いんじゃないかな。

ただね、誤解して欲しくないのは、だからといってGoogleがすごくないとか、アイデアをパクってビジネスしてる、っていう幼稚な話じゃないんですよ。アイデアなんて単なるアイデアで、それをより洗練させて世の中に受け入れられて、インターネットの拡大に貢献しているってのは紛れもない事実で、そこの名誉が毀損されるものではないんです。
そしてなによりGoogleのオーガニック検索の完成度、それこそ大量の検索クエリを処理しつつ安定して運用している技術力、外部からの被リンクをWeb pageの評価要素として取り入れた発想、それ以外にもGoogle Earth、Webmaster toolなど思い切った発想とそれを実現できる技術力、これらは素晴らしいイノベーションですし、それこそGoogleのすごさ、と言って良いと思います。

#まあ、一部は買収した企業の技術だったりもするので、そこんところも考えないといけないだけど、そこは割愛。

んで本題に戻そう、ストリートビューやブックサーチがなんで賛否両論の反響をもって受け入れられたかってことは、それがGoogleだったからですよ。
そりゃサービス自体もすごいと思いますよ。ただAmazonがやったとき、どれだけ議論になった?ポイントは他の会社が同じことをやったとしてもあんまり気にならないけれど、Googleがやるからこそメディアも扱うし、反響も大きくなる。
そこがGoogleのすごさなんですよ。誤解を承知で言えばProduct Marketingも含むMarketingの力。技術力よりもGoogleというブランドが先に立っている感すらある。

だから井上さんの言う

 僕はすごいとは思わなかったけどね。法律がなければできることはたくさんある。ルールの中でできることをやろう、と考えると限定される。やっちゃいけないことは、やっちゃいけないんだよ。

確かにこれは半分は正しいのかもしれない。だってサービス自体は作れちゃうんだもん。
アイデア自体に目新しいものはないし、Yahoo! Japanだって作ろうと思えばできるでしょう。

でもやれない。確かに法律云々の部分はAdWordsの広告主の品質あたりも絡んでくるのでまるっきり間違いでもないけれど、そういう部分で議論をするよりも、Googleがやってしまっているという(ある種確信犯的な)思い切りの良さはすごいと思う。そういう見方をしないと本質論からずれそうな気がする。

グレーゾーンをせめているからすごいんじゃない。すごいものはすごい。ただしアイデアとかモノはそこまで素晴らしいものでもない。
いうなればGoogleがやると、基本的にメディアとか市場が注視する、その環境自体とその環境を作り出したことがすごい、ってことかな。

誤解のないように何度も言うけれど、ホメ殺しでもGoogleの批判でもないです。純粋にGoogleのProduct Marketingの力は強烈だと思います。
技術力もすごいと思うけれど、ただ規模とかスケールメリットとか考えるとYahoo! Japanが技術的に太刀打ちできないかっていうと違うとおもう。
意外に技術力を図るものさしって難しいんですよ。だからこそGoogleのProduct Marketingも含むMarketing力は凄まじいと思う。これには敬服します。

そういう意味で

 グーグルですごいと言われているのは、いずれもグレーゾーンのものではないか。検索連動広告は米ヤフーの真似だし、ストリートビューはすごいけど一種の「のぞき」。ブックサーチは著作権無視のコピーだ。YouTubeだって、違法の動画がトラフィックの多くを占めている。

これも論点が違う気がするなー。上に書かれていることに間違いはないけれど、じゃオーガニック検索の適合性、クローリングの鮮度なんかはすごくないのか?いやすごいよ。普通にすごいと思いますよ。

 ウェブサービスはいい加減にやっていいものではない。そこを無視して、「ベンチャーはスピード感が命」とか言うのは、そっちの方が問題じゃないかと思っている。

いわゆるベンチャーとかネット系大企業とかいろいろみてきたけれど、なんだかんだいわれてもYahoo! Japanのスピード感は凄まじいです。
もちろん社員5人のベンチャーのスピード感とは違うけれど、あの規模まで成長していながらもあのスピードを維持できるのはすごいと思います。

Yahoo! Japanって自分が知りうる限り日本で唯一、ECと広告とユーザー課金という3分野すべてで収益化に完全に成功している企業なんですよ。
広告だけでビジネスが成立している企業とは当然持っているデータの重みとか複雑性、セキュリティの度合いとかが段違いにちがうんですよ。

そういう意味でYahoo! JapanがGoogleよりも会社としてすごくないか、っていうとそんなことないですよ。甲乙付けがたいぐらい両社ともすごい会社です。
ついでにいうとサイバーエージェントもTwitterもFacebookもmixiもみんなすごいと思うよ。
ただ、Googleほど市場にインパクトを与えられるマーケティングとその環境を作り出せていないがために、評価が追いついていないんだと思います。

じゃあGoogleのマーケティング力の強さってなんだよ、って言う話もいつか書きたいと想います。
ここも大事なポイントだと思ってるのです。

まあ、いろいろ書きましたが、今年もよろしくお願いします。

sembear

Posted by sembear at 02:20 pm | Others | comments(3) | TrackBacks() | Permalink

November 25, 2009

ニュースソース

Twitter経由で仕入れた情報だけれど、あまりに的確かつ平易に書かれていてわかりやすいので、今後とも忘れないようにこちらに転載。
特に重要な点として。。。

Google:0.5秒遅くなると、検索数が20%減少する
うん、怖いですね、メインの事業ですからね。

Amazon:0.1秒遅くなると、売り上げが1%減少する
怖いですね、たった0.1秒遅くなることで数十億、数百億ぐらいの影響になってくるということです。このようにパフォーマンスが低下すれば収益に直に影響してくるといったケースが考えられます。だけども、うちはAmazonみたいに大きくないから考えすぎだよとおっしゃりたいかもしれません。

Aberdeen Groupというリサーチ会社が出したレポートによると、一般的に表示スピードが1秒遅くなると、PVは11%、CVは7%、顧客満足度は16%ダウンするといったことが報告されています。こういった数値を知っていればパフォーマンス対策をするための目標を決めやすいのではないでしょうか。


反応時間の3つの重要限界
* 心理的・感情的な違和感を感じないのは0.1秒まで
* 思考の流れが妨げられないのは1秒まで
* 注意力を維持できる限界の時間は10秒まで


この部分とか。広告配信だけじゃなくて広告主のサイト改善とかアクセス解析のJSタグなんかも当然考えないといけないよね。

Twitterを使うことでこういう情報も手に入ってくるってのは便利だね。

November 12, 2009

ニュースソース(CNET Japan)

久々に更新。Twitterでいつか書こうってメモを残しておいてよかったなあ。

Yahoo社内の一部の人々は、同社が検索市場に見切りをつけようとしているという話に若干困惑しているようだ。

まあね、俺が社内に残っていても困惑していたとは思うよ。

Yahooのバイスプレジデント兼検索マーケティング担当ジェネラルマネージャーDavid Pann氏は

おーDavid Pann。よくMTGしたなあ。こいつの顔これに出てる俳優さんにそっくりなんだよね(w。

というわけで本題

わたしがいつも受ける質問の1つは『Yahooはまだ検索に関心を持っているのか』だ。『もちろんだ』というのがその答えだ」

ふむ。かなり予想外の切り替えし。実際今回のMSとのDealでYahoo!は検索をやめた、と考える人のほうが圧倒的多数でしょう。

次のパラグラフ、ちょっと長いけど結構大事なポイントなので丸ごと引用。

問題は、Pann氏が語っていることが、検索(ウェブを巡回し、結果にインデックスを付け、クエリに対してデータを照合する事業)というよりむしろ、検索結果の表示方法だということだ。検索結果の表示とは、検索クエリによって生成されたデータを、役に立つような方法で巧みに並べ替える事業である。YahooがMicrosoftと交わした契約では(これが規制当局の審査を通過すると仮定して)、MicrosoftがYahooのウェブページにおける独占的な検索結果プロバイダーとなるが、その検索結果の表示方法をコントロールする権利はYahooが保持する。

つまり、だ。おいしい料理を作るためには最高の食材よりも調理法のほうが重要だって言う論理に近いね、いや、遠いか?

ともかく

検索エンジンって基本的にはどこでもやってることは一緒。ウェブサイトを収集して基本的には検索キーワードという引き金によって各エンジンごとに適合性が高いと思われる結果を返す。
ディレクトリ型とロボット型の違いってウェブサイトを収集するのが人力か、手作業かの違いでしかない。

んで、だ。ロボット型検索エンジンの大変なところって維持するのに結構なコストがかかることなんですよ。
クローラーとかIndexerももちろん、膨大な検索クエリをさばくためのバックエンドのインフラとか分散システムとか、とにかく金がかかる。

そう考えると特に前半部の部分は意味が深くなる。

問題は、Pann氏が語っていることが、検索(ウェブを巡回し、結果にインデックスを付け、クエリに対してデータを照合する事業)というよりむしろ、検索結果の表示方法だということだ。

ここんところね。
要は外からは見えないけれどお金がかかる部分からは手を引いて、外から見えるところに集中しよう、ということだね。
まあ、現実的にどこからどこまでやるのかっていう議論はあるんだと思うけど、この考え方には一定の説得力はあると思う。

んで記事は次のページに続き

この10年間で、ウェブページを巡回し、インデックスを作成し、ユーザーに表示する方法には革命がもたらされたという。Googleが明らかな勝者となった革命だ。

まさしくそうだね。
いやね、実はウェブページを巡回してインデックスを作成する部分って言うのは、もはや個人的には実はGoogleもYSTもBingもそうそう明確な差があるとは思ってないんですよ。
それは技術という意味ではなくビジネスという意味で。
最初に勝利したGoogleが先行者という意味で継続的に勝利しているけれど、技術基盤とか分散システムとか、そういう視点から見ると実は各社大差ない。

#実際検索エンジンのシステム面って、クエリ量が増えれば増えるほどそれを維持するクエリあたりのコストは基本的に低減して、
#それとは逆に検索連動型広告の売り上げは増えるので、先行者メリットで一度シェアをとると、基本的には勝ち続けられるのかも、と思ったり。

問題はどうやってユーザーが満足するSearch Experienceを提供できるかってことなんだよね。

それに対する見解が

しかし同氏は、これからの10年間は、検索はユーザーの意図を推測し、検索結果の提示方法を改善することに重点が置かれるようになると主張する。「現在差別化をもたらしているのは、現実の使用だ。人々がクエリをどのように入力するか」、そして、そのクエリを入力した際に本当は何を意味しているのかだ、と同氏は言う。

一理はあると思う。
Personalizationという切り口で読んでもいいけれど、もっと根源的な部分で考えたいね。

もはやさ、Click and Mortarじゃないけど、ネットで生活情報を探すなんてレアでもなんでもないんだよ。
現実社会の中で検索がどう使われて、どういう検索のあり方が寄り人々を幸せにするのか、ってことを模索はしないといけないと思うんだよね。

さらに言えばインターネットそのものも変化してると思うんですよ。古くからネットを使っている人であれば容易に想像がつくと思うけど、10年まえの1999年当時、BlogとかRSSとかAPIとかTwitterとかSNSとかYoutubeとかFlickrとか、想像できたかってことなんだよね。
この10年でインターネットってすごく進化したと思うんですよ。うちの親父がデジカメで写真を撮って、それをねたにBlogをかいたりできる世の中になっちゃったわけですよ。

そういう意味でやっぱり検索エンジンのあり方も変わらないといけないと思うし、バックエンドの部分だけじゃなくてフロントエンドの見せ方とかデザインとかも重要な要素ではあると思います。

が、大きな問題はそこにはあるんだなあ。

問題は後ほど述べるとして、先にDanny Sullivanのコメント。

Sullivan氏は2006年の「Why Search Sucks & You Won't Fix It The Way You Think」と題した記事で、ウェブ検索の歴史の中で行われてきたさまざまな試みのスクリーンショットをまとめ、ウェブユーザーには「クエリを入力して、検索ボタンをクリックし、一覧を生成する」という単純なやり方が非常に深く根付いているため、この使用パターンに手を加えようとする試みは失敗に終わることを示した。同氏は先週、3年たった今もあまり変わっていないと語った。

えっとですね、現状で検索エンジンって検索連動型広告の登場で、完全にお金を生むマシーンになっちゃったんですよね。それはYahoo!もGoogleももちろんBingも。
まだYahoo!とかMSは検索連動型広告以外にも収益源はあるからその両社に限っては重要な領域、ってだけだけど、Googleは完全にAdWordsに依存しているので、AdWordsの売り上げは会社の生命線なんだと思うんです。

んで検索連動型広告って

「クエリを入力して、検索ボタンをクリックし、一覧を生成する」という単純なやり方が非常に深く根付いている

ここのユーザー行動に大変深く根ざしているんですよ。だってさ、そういう広告だもん。検索キーワードという広告を引き当てるキーを受けてから広告の一覧を返す。
つまりインターネットが進化して、人々の生活モデルが現在進行形で変化しているのにもかかわらず、検索エンジン自体は、その収益源が検索連動型広告に依存しているがゆえに、検索エンジンそのもののイノベーションにチャレンジできないというこのジレンマ。

もっとはっきり言ってしまえば検索エンジンに新たなイノベーションを起こそうと思うと、AdWordsとかOvertureとかのビジネスモデルが使えなくなりかねないんですよ。
だからGoogleも劇的な検索のイノベーションとか、そもそもユーザーの検索行動を変えてしまうようなチャレンジってできないんだと思うし。

検索エンジンに新しいチャレンジを起こしたい、って気持ちと、でもお金は大事だよ、って思う気持ち、やっぱりイノベーションと呼ばれることを実現しようと思ったら一回は利益度外視でモノを考えないといけないのかねえ、とか思ったりします。

October 01, 2009

旧オーバーチュアのウェブサイト

とまあ、今日は10月1日なわけですよ。

アイレップに2003年の7月に入社して、そこからオーバーチュアに入社したのが2004年6月21日。
http://www.sembear.com/item/112

最初に関わったLaunchはCelloだったかなあ。Violaって名前だったかなあ?予算消化のSmoothingとフレーズ一致、部分一致での課金額が完全一致と同じになるってLaunchだったと思うが。
そこからSearch Optimizer、スポンサードサーチモバイル、Panamaとかいろいろやったなあ。

つらいことも楽しいこともいろいろあったけど、あの5年間で自分の世界が一気に拓けたのは間違いないです。
かけがえのない仲間、しかも日本だけじゃなく世界中でできたし。

検索連動型広告というビジネスモデルがGoTo.comから始まった、ってことは一生忘れないと思うし、その財産を未来に引き継げるような仕事を今後もしていきたいと思います。


Posted by sembear at 10:46 am | Paid Listing | comments | TrackBacks() | Permalink

October 01, 2009

ニュースソース(Reuters)

なんとまあびっくりなニュース。
タイトルを見ていただければ一目瞭然だけれど、イギリスではインターネット広告費がテレビ広告費を抜いて、最大の広告メディアになったそうな。

まあ世界同時不況の影響もあるんだろうけど、それにしてもびっくり。

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